貴方とのさよならを
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ある日の朝方、身体に激痛が走り目が覚めた。
寝ている時の痛みなんて初めてではなかったけど今回は違った。
その痛みは涙が出るほど辛くて、痛みを抑える為に薬を飲む。
最近は其れの繰り返しだ。
けど薬に頼り過ぎて身体が慣れ、段々と効力がなくなってきてるのではないかと思い始めている。
其れからも痛みで寝る事が出来ず、もう出勤時間になってしまったので、何とか身体に鞭を打って仕事へ向かい、執務室へ入るとまたあの女がいた。
今日は朝から最悪だ。あれ以降会わないと思っていたのに。
「あら、またあんた。何でいる訳?」
「何でと云われましても此処が私の職場ですから」
「あっそ。そう云えばあんた今日随分厚化粧なのね。もう叔母さん気取り?」
・・・本当に失礼な人だ。私が今日厚化粧なのは
朝の体調不良を如何にか隠す為であって、
決して叔母さん気取りなどではない。
そんなので煽っている積りなのだろうか?
「そう云う訳ではありません。お好きな解釈でどうぞ」
「ふん。嗚呼、そう云えば治と別れてくれたのね。約束守ってくれるなんて随分律儀じゃない」
「守った積もりはありません。・・・・・私もあの人との関係にはうんざりしていたのでそうしただけです」
「・・・まぁ何方でも良いわ。折角だしあんたに良い報告をしてあげる」
「良い報告?」
「昨日ね、治に沢山愛を貰ったの。」
「・・・・・・はい?」
意味が分からない。否、理解、したくない。
「はぁ?これで分かんないとかあんた馬鹿?
詰まりこう云う事よ」
そう云って羽織っていたショールを下ろすと
頸辺りを中心に二人が愛し合ったであろう跡が残っていた。
「ふふっ。昨日の治、とても情熱的だったのよ」
・・・止めて
「あんたはあんなイイ思いした事ないでしょ」
・・・・・・・止めて
「あの善い顔の治がもう見れないなんて、可哀想にねぇ」
もう止めて!!
感情的になった私はすぐ近くにあった扉を殴り付けた。
「・・・・・・もう善いですか?私も忙しいのでこれで失礼します」
その場の空気に耐え切れなくなった私はその場から逃げる様に立ち去った。
何かあの女が呟いた様な気もするけど、そんなのは今の私の頭には入ってくる事なんてなかった。
寝ている時の痛みなんて初めてではなかったけど今回は違った。
その痛みは涙が出るほど辛くて、痛みを抑える為に薬を飲む。
最近は其れの繰り返しだ。
けど薬に頼り過ぎて身体が慣れ、段々と効力がなくなってきてるのではないかと思い始めている。
其れからも痛みで寝る事が出来ず、もう出勤時間になってしまったので、何とか身体に鞭を打って仕事へ向かい、執務室へ入るとまたあの女がいた。
今日は朝から最悪だ。あれ以降会わないと思っていたのに。
「あら、またあんた。何でいる訳?」
「何でと云われましても此処が私の職場ですから」
「あっそ。そう云えばあんた今日随分厚化粧なのね。もう叔母さん気取り?」
・・・本当に失礼な人だ。私が今日厚化粧なのは
朝の体調不良を如何にか隠す為であって、
決して叔母さん気取りなどではない。
そんなので煽っている積りなのだろうか?
「そう云う訳ではありません。お好きな解釈でどうぞ」
「ふん。嗚呼、そう云えば治と別れてくれたのね。約束守ってくれるなんて随分律儀じゃない」
「守った積もりはありません。・・・・・私もあの人との関係にはうんざりしていたのでそうしただけです」
「・・・まぁ何方でも良いわ。折角だしあんたに良い報告をしてあげる」
「良い報告?」
「昨日ね、治に沢山愛を貰ったの。」
「・・・・・・はい?」
意味が分からない。否、理解、したくない。
「はぁ?これで分かんないとかあんた馬鹿?
詰まりこう云う事よ」
そう云って羽織っていたショールを下ろすと
頸辺りを中心に二人が愛し合ったであろう跡が残っていた。
「ふふっ。昨日の治、とても情熱的だったのよ」
・・・止めて
「あんたはあんなイイ思いした事ないでしょ」
・・・・・・・止めて
「あの善い顔の治がもう見れないなんて、可哀想にねぇ」
もう止めて!!
感情的になった私はすぐ近くにあった扉を殴り付けた。
「・・・・・・もう善いですか?私も忙しいのでこれで失礼します」
その場の空気に耐え切れなくなった私はその場から逃げる様に立ち去った。
何かあの女が呟いた様な気もするけど、そんなのは今の私の頭には入ってくる事なんてなかった。