貴方とのさよならを
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あの後何とか涙を止めて仕事をこなした。
別れてからもう早くも数週間が経過したけれど、太宰幹部とはあれから一度も会っていない。
何日経っても彼が戻ってくる気配はなかった。
幹部補佐として本来なら近くで仕事をするべきなのだろうけど、今はかなわない。
当然の結果だ。私も振ったし、あの人もまた私を振ったのだから。一緒にいるのも気まずいだろう。
時間が空けば太宰幹部の事を考えてしまう。
可笑しいよね。別れたかった筈でしょ?私。
気を紛らわせようと前に太宰幹部に教えて貰ったLupinに行く事にした。
勿論だが今日太宰幹部が来れない事は把握済みだ。
Lupinに行くと会いたかった人物が其処にいた。
良かった。今日はいたみたいだ。
「お久しぶりです。織田作さん」
「詩織か。久しいな」
「はい。お元気でしたか?」
「まぁな。そう云う詩織は顔色が優れなさそうだな」
「・・・・・・そうですか?」
「嗚呼。今にも倒れそうな顔をしている」
「・・・・・一時的なものです。直ぐに良くなります」
「・・・そうか。それならいいが」
「・・・・・・あの太宰幹部、治さんとはお会しましたか?」
「一度だけ会ったな。理由は知らないが、少し様子が可笑しかったな」
「可笑しい・・・とは?」
「顔は同じだったが雰囲気が何時より悲痛な感じがした。何かあったのか?」
「・・・・・・別れたんです。私達」
「・・・そうだったのか。俺で良ければ話を聞くが。其の前に何か飲むか?」
「・・・いえ、お気持ちだけ受け取らせて頂きます。では烏龍茶を」
織田作さんと会う最後の夜を惜しみながら私は彼と乾杯した。
織田作さんの事だから何か勘づいたかもしれないけど、私の事を知ればきっと悩むだろうから。だから私は最後まで自分の事を云う積もりはない。
これ以上迷惑になるのも悲しむ顔も嫌だし、見たくない。
そんなのが増えるのは私にはもう御免だ。
別れてからもう早くも数週間が経過したけれど、太宰幹部とはあれから一度も会っていない。
何日経っても彼が戻ってくる気配はなかった。
幹部補佐として本来なら近くで仕事をするべきなのだろうけど、今はかなわない。
当然の結果だ。私も振ったし、あの人もまた私を振ったのだから。一緒にいるのも気まずいだろう。
時間が空けば太宰幹部の事を考えてしまう。
可笑しいよね。別れたかった筈でしょ?私。
気を紛らわせようと前に太宰幹部に教えて貰ったLupinに行く事にした。
勿論だが今日太宰幹部が来れない事は把握済みだ。
Lupinに行くと会いたかった人物が其処にいた。
良かった。今日はいたみたいだ。
「お久しぶりです。織田作さん」
「詩織か。久しいな」
「はい。お元気でしたか?」
「まぁな。そう云う詩織は顔色が優れなさそうだな」
「・・・・・・そうですか?」
「嗚呼。今にも倒れそうな顔をしている」
「・・・・・一時的なものです。直ぐに良くなります」
「・・・そうか。それならいいが」
「・・・・・・あの太宰幹部、治さんとはお会しましたか?」
「一度だけ会ったな。理由は知らないが、少し様子が可笑しかったな」
「可笑しい・・・とは?」
「顔は同じだったが雰囲気が何時より悲痛な感じがした。何かあったのか?」
「・・・・・・別れたんです。私達」
「・・・そうだったのか。俺で良ければ話を聞くが。其の前に何か飲むか?」
「・・・いえ、お気持ちだけ受け取らせて頂きます。では烏龍茶を」
織田作さんと会う最後の夜を惜しみながら私は彼と乾杯した。
織田作さんの事だから何か勘づいたかもしれないけど、私の事を知ればきっと悩むだろうから。だから私は最後まで自分の事を云う積もりはない。
これ以上迷惑になるのも悲しむ顔も嫌だし、見たくない。
そんなのが増えるのは私にはもう御免だ。