幼馴染に転生しました
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あれから何だかんだ休みながら歩いていたら少し遅くなってしまった。
早く二人の所へ行かなくては、あの中也くんの場面が見られなくなる・・・!
遅れた分を取り戻すために早歩きで治くんが収容されている場所に向かうと、そこは既にもぬけの殻で、何か争ったような痕跡だけが残っていた。
ああ・・・もしかしなくてももうあの場面はとっくのとうに終わってる・・・。
その光景に私は余りのショックで思わず膝から崩れた。
「うううっ・・・見たかったよぉ・・・」
「何が見たかったの?詩織」
「うぇっ!お、治くん!?」
治くんの声が聞こえたと思って下げていた頭を上げると、お互いの顔がぶつかりそうになるくらい傍にあった。
顔が近いです。治くん。というか私と目を合わせる為に長身を丸める様に態々しゃがんでくれてる治くん。本当に色々と可愛すぎでは。
そんな興奮気味の心を何とか落ち着かせてとりあえず治くんから少しだけ離れる。
「治くんどうしてここに?」
「私かい?私は詩織が来ると思って待ってたよ」
「へ?私が此処にいるの知ってたの?」
「勿論。でなきゃ此処で待ってたりなんかしないさ」
治くんが私の手を取り引き寄せて立ち上がらせる。そんな処はやっぱり男の人だなぁなんて思ってしまう。
「詩織。これ付けて」
貰ったのはサングラスだ。治くんは本来の目的の場所に向かうつもりらしい。
意図が分かって頷くと治くんは少し笑って、
私の手を引いて歩き始めた。
そして目的の場所に到着すると治くんは迷う事なく暗証番号を入れ扉を開けて中に入り、数ある書類を漁り始めた。
この中から探すの大変そうだなぁ。でも、漫画で見た治くんが書類を見つけた位置だとこの辺かなぁ。
「治くんこれ、じゃないかな?」
「おお!流石私の詩織だね。
却説ーーー七十億も支払って虎を購おうとしたのは何処の誰かなーー?」
或るページを見た瞬間治くんは衝撃を受けた顔をして止まる。
そこからは治くんは黙って真剣な顔で書類を見ていた。
それを見ながら、私は物語がいよいよ次なる舞台へ進もうとしているのを肌で感じ取っていた。
早く二人の所へ行かなくては、あの中也くんの場面が見られなくなる・・・!
遅れた分を取り戻すために早歩きで治くんが収容されている場所に向かうと、そこは既にもぬけの殻で、何か争ったような痕跡だけが残っていた。
ああ・・・もしかしなくてももうあの場面はとっくのとうに終わってる・・・。
その光景に私は余りのショックで思わず膝から崩れた。
「うううっ・・・見たかったよぉ・・・」
「何が見たかったの?詩織」
「うぇっ!お、治くん!?」
治くんの声が聞こえたと思って下げていた頭を上げると、お互いの顔がぶつかりそうになるくらい傍にあった。
顔が近いです。治くん。というか私と目を合わせる為に長身を丸める様に態々しゃがんでくれてる治くん。本当に色々と可愛すぎでは。
そんな興奮気味の心を何とか落ち着かせてとりあえず治くんから少しだけ離れる。
「治くんどうしてここに?」
「私かい?私は詩織が来ると思って待ってたよ」
「へ?私が此処にいるの知ってたの?」
「勿論。でなきゃ此処で待ってたりなんかしないさ」
治くんが私の手を取り引き寄せて立ち上がらせる。そんな処はやっぱり男の人だなぁなんて思ってしまう。
「詩織。これ付けて」
貰ったのはサングラスだ。治くんは本来の目的の場所に向かうつもりらしい。
意図が分かって頷くと治くんは少し笑って、
私の手を引いて歩き始めた。
そして目的の場所に到着すると治くんは迷う事なく暗証番号を入れ扉を開けて中に入り、数ある書類を漁り始めた。
この中から探すの大変そうだなぁ。でも、漫画で見た治くんが書類を見つけた位置だとこの辺かなぁ。
「治くんこれ、じゃないかな?」
「おお!流石私の詩織だね。
却説ーーー七十億も支払って虎を購おうとしたのは何処の誰かなーー?」
或るページを見た瞬間治くんは衝撃を受けた顔をして止まる。
そこからは治くんは黙って真剣な顔で書類を見ていた。
それを見ながら、私は物語がいよいよ次なる舞台へ進もうとしているのを肌で感じ取っていた。