幼馴染に転生しました
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その頃太宰と中原は互いに体術で戦っていた。何方も互角の戦いに見えたが、中原が太宰に強烈な一撃をいれ、壁に追い込み太宰の頸を容赦無く掴んだ。矢張り体術では彼の方が一つ上の様だ。
「終いだ。最後に教えろ。態と捕まったのは何故だ。獄舎で何を待っていた」
「・・・・・一番は敦君についてだ。
君達がご執心の人虎さ。彼の為に70億の賞典を懸けたお大尽が誰なのかしりたくてね」
「身を危険に晒してまで?泣かせる話じゃねぇか・・・と云いたいが、その結果がこの態じゃあな。麒麟も老いぬれば駑馬劣るってか?
『歴代最年少幹部』さんよ」
「・・・くくっ」
「何がおかしい」
「いいことを教えよう。明日『五大幹部会』がある。」
「五大幹部会だと?あるなら疾っくに連絡が・・・」
「理由は私が先日組織上層部にある手紙を送ったからだ。で予言するんだけど君は私を殺さない。どころか懸賞金の払い主に関する情報の在処を私に教えた上で出て行く。それも内股歩きのお嬢様口調でね」
「はぁ!?」
「私の予言は必ず中る。知ってると思うけど」
「この状況からか?巫山戯る・・・手紙?」
「手紙の内容は簡単に云えばこう。
『太宰が死んだら組織の秘密が全部バラされるよ』っていう手紙だ。
検事局に渡ればマフィア幹部全員百回は死刑にできる。幹部会を開くには充分過ぎる脅しだ」
「そんな脅しに日和るほどマフィアは甘くねぇ。手前は死ぬ。死刑だ」
「だろうね。けどそれは幹部会の決定事項だ。決定より前に私を勝手に死刑にかけたら独断行動で背信問題になる。罷免か最悪処刑だ」
「・・・そして俺が諸々の柵を振り切って形振り構わず手前を殺したとしても・・・手前は死ねて喜ぶだけ?」
「ってことでやりたきゃどうぞ。ほら早く。
まーだーかーなー?」
中原は苦渋の決断で手に持っていたナイフを地面に捨てる。そのナイフはカラカラと乾いた音を立てて落ちた。其れを見て太宰は小さく笑う。
「何だやめるの?『私の所為で組織を追われる中也』ってのも素敵だったのに」
「糞っ・・・おい真逆・・・二番目の目的は俺に今の最悪な選択をさせること?俺が嫌がらせをしに来たんじゃなく・・・実は手前こそが嫌がらせをする為に俺を待ってたって事か?」
「久しぶりの再会なんだ。このくらいの仕込みは当然だよ」
「死なす・・・絶対こいつ死なす・・・」
どうしても殺せない悔しさに中原は歯を食いしばっていた。
「終いだ。最後に教えろ。態と捕まったのは何故だ。獄舎で何を待っていた」
「・・・・・一番は敦君についてだ。
君達がご執心の人虎さ。彼の為に70億の賞典を懸けたお大尽が誰なのかしりたくてね」
「身を危険に晒してまで?泣かせる話じゃねぇか・・・と云いたいが、その結果がこの態じゃあな。麒麟も老いぬれば駑馬劣るってか?
『歴代最年少幹部』さんよ」
「・・・くくっ」
「何がおかしい」
「いいことを教えよう。明日『五大幹部会』がある。」
「五大幹部会だと?あるなら疾っくに連絡が・・・」
「理由は私が先日組織上層部にある手紙を送ったからだ。で予言するんだけど君は私を殺さない。どころか懸賞金の払い主に関する情報の在処を私に教えた上で出て行く。それも内股歩きのお嬢様口調でね」
「はぁ!?」
「私の予言は必ず中る。知ってると思うけど」
「この状況からか?巫山戯る・・・手紙?」
「手紙の内容は簡単に云えばこう。
『太宰が死んだら組織の秘密が全部バラされるよ』っていう手紙だ。
検事局に渡ればマフィア幹部全員百回は死刑にできる。幹部会を開くには充分過ぎる脅しだ」
「そんな脅しに日和るほどマフィアは甘くねぇ。手前は死ぬ。死刑だ」
「だろうね。けどそれは幹部会の決定事項だ。決定より前に私を勝手に死刑にかけたら独断行動で背信問題になる。罷免か最悪処刑だ」
「・・・そして俺が諸々の柵を振り切って形振り構わず手前を殺したとしても・・・手前は死ねて喜ぶだけ?」
「ってことでやりたきゃどうぞ。ほら早く。
まーだーかーなー?」
中原は苦渋の決断で手に持っていたナイフを地面に捨てる。そのナイフはカラカラと乾いた音を立てて落ちた。其れを見て太宰は小さく笑う。
「何だやめるの?『私の所為で組織を追われる中也』ってのも素敵だったのに」
「糞っ・・・おい真逆・・・二番目の目的は俺に今の最悪な選択をさせること?俺が嫌がらせをしに来たんじゃなく・・・実は手前こそが嫌がらせをする為に俺を待ってたって事か?」
「久しぶりの再会なんだ。このくらいの仕込みは当然だよ」
「死なす・・・絶対こいつ死なす・・・」
どうしても殺せない悔しさに中原は歯を食いしばっていた。