幼馴染に転生しました
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聳え立つビルの最上階ポートマフィアの本部に私は来ていた。ある人物の手紙を受け呼ばれたからだ。
珍しく警備のいない重い扉を開けると、そこに鎮座しているのは現首領、森鴎外であるーーー。
「やぁ、待っていたよ詩織」
「今更私を呼び付けて何の御用でしょう?」
「父親が娘を呼んだら駄目なのかい?」
「私、何時から森さんの娘になったのでしょうか?」
「おや違うのかい?僕は君の事を娘の様に思っているんだけどねぇ」
・・・・・・本当に何の用で私を呼び付けたのだろう。
「用が無いのなら帰りますよ私」
「ああ!一寸待ってくれ!用ならあるよ!」
「なんでしょう?」
「今日はエリスちゃんと遊んで欲しいんだよ」
「・・・・・・・・・帰ります」
そう云うと森さんは泣き叫びながら私の足にしがみついてきた。鼻水がついちゃいます!
「も、森さん!一寸離れて下さい!」
「じゃあ、エリスちゃんと遊んでくれるかね?」
「・・・・・・はぁ、分かりました。その代わり治くんには何もしないで帰して下さいね」
「ああ、勿論だとも。私も太宰君を殺すのは惜しいからね」
「・・・と云うか何故私にあの様な手紙を?」
「そうでもしないと君は来てくれないと思ってね。何だかんだ効果的だったようだ」
「まぁ、あんな手紙を貰えばそうなりますよ」
手紙の内容は至極簡単だった。要約すると
『太宰君を捕らえたから殺されたくなければ、
私の元に来てね♪』
とまぁこんな内容を私に送り付けてきたのだ。
まぁ幾ら治くんでもそんな事は有り得ないのだけど、私というイレギュラーがいる以上は絶対は無い。なので少しでもそういう可能性は無くしていかなければならないのだ。
私が森さんをどうにか引き離そうとしていた時、突然パタパタと小走りする音とともに大きな音を立てて思い切り扉が開いた。扉から入って来たのはエリスちゃんだ。
「遅いわよリンタロウ!待ちくたびれたわ!」
「ごめんねぇー!エリスちゃん。もうすぐ終わるからね!」
「もう善いわ!行きましょう詩織。さぁ、何して遊ぼうかしら」
そう云って嘆く森さんを放ったまま私の手を引いて歩いてくエリスちゃん。くそぅ。なんて可愛らしいんだろうか。
嗚呼、この調子だと直ぐに治くんの所には行けそうに無いなぁ。
ニコニコしながらどう遊ぼうかと、色々思案しているエリスちゃんを見て、流石の私もとうとうニヤけが止まらなくなったのは云うまでもない。
珍しく警備のいない重い扉を開けると、そこに鎮座しているのは現首領、森鴎外であるーーー。
「やぁ、待っていたよ詩織」
「今更私を呼び付けて何の御用でしょう?」
「父親が娘を呼んだら駄目なのかい?」
「私、何時から森さんの娘になったのでしょうか?」
「おや違うのかい?僕は君の事を娘の様に思っているんだけどねぇ」
・・・・・・本当に何の用で私を呼び付けたのだろう。
「用が無いのなら帰りますよ私」
「ああ!一寸待ってくれ!用ならあるよ!」
「なんでしょう?」
「今日はエリスちゃんと遊んで欲しいんだよ」
「・・・・・・・・・帰ります」
そう云うと森さんは泣き叫びながら私の足にしがみついてきた。鼻水がついちゃいます!
「も、森さん!一寸離れて下さい!」
「じゃあ、エリスちゃんと遊んでくれるかね?」
「・・・・・・はぁ、分かりました。その代わり治くんには何もしないで帰して下さいね」
「ああ、勿論だとも。私も太宰君を殺すのは惜しいからね」
「・・・と云うか何故私にあの様な手紙を?」
「そうでもしないと君は来てくれないと思ってね。何だかんだ効果的だったようだ」
「まぁ、あんな手紙を貰えばそうなりますよ」
手紙の内容は至極簡単だった。要約すると
『太宰君を捕らえたから殺されたくなければ、
私の元に来てね♪』
とまぁこんな内容を私に送り付けてきたのだ。
まぁ幾ら治くんでもそんな事は有り得ないのだけど、私というイレギュラーがいる以上は絶対は無い。なので少しでもそういう可能性は無くしていかなければならないのだ。
私が森さんをどうにか引き離そうとしていた時、突然パタパタと小走りする音とともに大きな音を立てて思い切り扉が開いた。扉から入って来たのはエリスちゃんだ。
「遅いわよリンタロウ!待ちくたびれたわ!」
「ごめんねぇー!エリスちゃん。もうすぐ終わるからね!」
「もう善いわ!行きましょう詩織。さぁ、何して遊ぼうかしら」
そう云って嘆く森さんを放ったまま私の手を引いて歩いてくエリスちゃん。くそぅ。なんて可愛らしいんだろうか。
嗚呼、この調子だと直ぐに治くんの所には行けそうに無いなぁ。
ニコニコしながらどう遊ぼうかと、色々思案しているエリスちゃんを見て、流石の私もとうとうニヤけが止まらなくなったのは云うまでもない。