幼馴染に転生しました
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
目が覚めると見慣れた顔が傍にあった。
勿論治くんだった。
起き上がって外を見れば月が出ていたので夜だと気付いた。
というか私、夜になるまで寝てたのか。
皆大丈夫だったのかな。
少し頭を整理しようと思い、立ち上がろうとすると不意に治くんに腕を引っ張られた。
「詩織・・・何処に行くの」
「水を飲みに行くだけだよ」
すると治くんはもぞもぞと動いたかと思うと
どこからともなく水と
治くん私の行動も分かってるの凄いな。
貰った酒杯に水を注ぎ水を1杯飲んだ。美味しい。
「あ、それ私がさっきまで使ってた酒杯だよ」
治くんの衝撃発言に私は思考が停止した。
「ほほほ本当にさっきまで使ってたの?」
「勿論。私は嘘は吐いてないよ」
治くん、ニコニコしながら云ってるけど
私はとても恥ずかしいよ。
「詩織、此方においで」
そんないつもと違う眠たそうな優しい声で云われると、断るに断れ切れず、私は治くんに近づく。
治くんは傍に寄った私を包む様に優しく抱き締めて、至る所に口付けを落とし始めた。
こうなった治くんは中々止められない。
でも今日は何時もよりも長い気がする。
「治くん・・・長くない?」
「今日詩織が私の忠告を無視したからね」
「・・・忠告・・・?」
「行く前に''気を付けて''って云ったのをもう忘れてしまったのかい?」
「あ・・・」
私が龍之介くんに会いに行く前・・・。
「思い出したみたいだね。でももう遅いよ」
治くんはニコリと笑ってそう云うと私の頸筋に顔を埋めて口付ける。
擽ったさとチクッとした痛みを感じた後、治くんは離れた。
「え・・・?」
「ふふ。蕩けた顔も可愛いけど偶にはそう云う顔も善いねぇ」
「治くん・・・・・・」
もう、私にはいろいろとキャパオーバーだ
「詩織好きだよ。君が好きだ」
そんな言葉を耳元で云うのだから、絶対確信犯だ
その後も治くんからの口付けはしばらく止むことはなかった。