幼馴染に転生しました
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「皆探偵社が悪いンだ!近づいたら爆破するよ!」
敦くんを連れて事務所に入れば、爆弾魔役の谷崎くんがヒステリック気味に叫び声を上げている。どうやら役に入っているらしい。
「なんか大変な事になってるね」
「そうみたいだねぇ」
「爆弾魔は怨恨で社長に会わせろと云っている」
「社長に会わせてあげれば?」
「殺されるに決まってるだろう!それに社長は主張中だ!」
そりゃそうだ。治くんたら分かってて云うんだから。
それにしても谷崎くん演技上手いなぁ!
才能あるんじゃないかなぁ。
谷崎くん演技している姿がもっと見たくて少しだけ身を乗り出して見ていると、突然視界が真っ暗になった。
「詩織。そんなに身を乗り出すと見つかっちゃうよ。 それに、私より犯人に興味があるのかい?」
治くんの手で目隠しされた上にその色気のある声で耳元で囁かれると凄くゾクッとする。
「そんな事ないよ。気になっただけ。というか一回離れて?」
「ええー私は詩織と一緒にいたいよー。
詩織は違うの?」
「そうじゃないけど・・・それよりも今は人質をどうにかしないと」
そう云うと何かグチグチ云いながら治くんは私を離して国木田さんと真剣な顔でジャンケンをし始めた。
結果はまぁ治くんが勝ったけど。
この面白いやり取りを生で見られるとは・・・
というか私参加しなくても良かったのかなぁ。
ジャンケンの結果に舌打ちしながら国木田さんが説得するも上手くいかなかった。
「まずいねこれは。探偵社の私怨を持つだけあって社員の顔と名前を調べてる。社員の私と詩織が行っても余計警戒されるだけか・・・・・・
却説、どうしたものか」
そう言って治くんは敦くんを見てニヤッと笑った。
凄い悪い顔してるよ治くん。
そうして治くんは笑顔を貼り付けたまま敦くんを助言し、敦くんはそれを行動に移した。
「や やややや やめなさーい!親御さんが泣いてるよ!」
敦くん・・・駄目人間の演技のリアル感が凄い。
まるで何処かのドラマのようだよ。
治くんはそれに感心しながらもタイミングを見計らって国木田さんに合図を出し、見事確保に成功し最後の爆弾の試験も無事に終わった。
ここまでは順調だ。後はーーーー
「一種の入社試験だよ」
「その通りだ」
武装探偵社 社長 福沢諭吉ーーーー
「しゃ、社長!?」
「そこの太宰と詩織めが『有能なる若者が居る』と云うゆえその魂の真贋試させて貰った」
「で社長・・・・・・結果は?」
「・・・・・・太宰達に一任する」
その言葉を聞いた瞬間私は安堵した。
「合格だってさ」
「つまり・・・僕に仕事の斡旋する仕事っていうのは
此処の・・・?」
「敦くん、武装探偵社へようこそ」
そう云って私は敦くんに手を差し伸べると、
戸惑いながらも私の手を取ってくれた。
間近で見るキョトンとした敦くんの顔は勿論可愛かった。
敦くんを連れて事務所に入れば、爆弾魔役の谷崎くんがヒステリック気味に叫び声を上げている。どうやら役に入っているらしい。
「なんか大変な事になってるね」
「そうみたいだねぇ」
「爆弾魔は怨恨で社長に会わせろと云っている」
「社長に会わせてあげれば?」
「殺されるに決まってるだろう!それに社長は主張中だ!」
そりゃそうだ。治くんたら分かってて云うんだから。
それにしても谷崎くん演技上手いなぁ!
才能あるんじゃないかなぁ。
谷崎くん演技している姿がもっと見たくて少しだけ身を乗り出して見ていると、突然視界が真っ暗になった。
「詩織。そんなに身を乗り出すと見つかっちゃうよ。 それに、私より犯人に興味があるのかい?」
治くんの手で目隠しされた上にその色気のある声で耳元で囁かれると凄くゾクッとする。
「そんな事ないよ。気になっただけ。というか一回離れて?」
「ええー私は詩織と一緒にいたいよー。
詩織は違うの?」
「そうじゃないけど・・・それよりも今は人質をどうにかしないと」
そう云うと何かグチグチ云いながら治くんは私を離して国木田さんと真剣な顔でジャンケンをし始めた。
結果はまぁ治くんが勝ったけど。
この面白いやり取りを生で見られるとは・・・
というか私参加しなくても良かったのかなぁ。
ジャンケンの結果に舌打ちしながら国木田さんが説得するも上手くいかなかった。
「まずいねこれは。探偵社の私怨を持つだけあって社員の顔と名前を調べてる。社員の私と詩織が行っても余計警戒されるだけか・・・・・・
却説、どうしたものか」
そう言って治くんは敦くんを見てニヤッと笑った。
凄い悪い顔してるよ治くん。
そうして治くんは笑顔を貼り付けたまま敦くんを助言し、敦くんはそれを行動に移した。
「や やややや やめなさーい!親御さんが泣いてるよ!」
敦くん・・・駄目人間の演技のリアル感が凄い。
まるで何処かのドラマのようだよ。
治くんはそれに感心しながらもタイミングを見計らって国木田さんに合図を出し、見事確保に成功し最後の爆弾の試験も無事に終わった。
ここまでは順調だ。後はーーーー
「一種の入社試験だよ」
「その通りだ」
武装探偵社 社長 福沢諭吉ーーーー
「しゃ、社長!?」
「そこの太宰と詩織めが『有能なる若者が居る』と云うゆえその魂の真贋試させて貰った」
「で社長・・・・・・結果は?」
「・・・・・・太宰達に一任する」
その言葉を聞いた瞬間私は安堵した。
「合格だってさ」
「つまり・・・僕に仕事の斡旋する仕事っていうのは
此処の・・・?」
「敦くん、武装探偵社へようこそ」
そう云って私は敦くんに手を差し伸べると、
戸惑いながらも私の手を取ってくれた。
間近で見るキョトンとした敦くんの顔は勿論可愛かった。