「暑い暑い夏が、また始まりましたね...おばあちゃんは毎日を元気に過ごしていますか？....私はいま、楽しく周りの人達にも恵まれて活き活きと過ごしています....」

流魂街に暮らしている、私の大好きなおばあちゃんへ。そう、私は仕事の合間を縫って、手紙を書いた。小さい時に、私の頭を優しく撫でて、美味しいご飯を作ってくれて、いつもいつも、私の事を好きっと伝えてくれていた、優しいおばあちゃん。私は、ここに来てもう長くなるけど、おばあちゃんの事を忘れたことは1度もないよ。仕事が忙しく、毎日も会えるわけないし、暇を見つけては会いに行く事しか出来ずにいたけど、ここ最近はまた尸魂界とかも色々あったりして、全然会いには行けなかった。だから大好きなおばあちゃんと、やり取りをしたいと悩みを隊長に打ち明けた時に、文通はどうかな？と言ってくれたから、私ははじめて便箋を現世で購入したんだよ、おばあちゃん。

「じゃあ、これをどうぞよろしくお願い致します」

流魂街にたまたま立ち寄る事になったらしい、友達に私は自分の手紙を託した。友達は言ってくれた、任せてねって。ありがとう、本当は自分で届けるべきはずなのに、終わる仕事がなかなか終わらないでいる。ふぅ、と私は一息ついて私は仕事を片付けることにした。し事が終わったのはそれから5時間経過して、私は息抜きをしたくて隊舎から出ようとした時にふと、藍染隊長らしき霊圧を感じ取って、なんとなくだけとその場に向かおうと思い、私はそこへ向かった

「たい、ちょ」

「やぁ名前くん」

縁側にぽつりと座って、涼し気な隊長のお傍にはスイカがぽつんと。いいなぁ、とても美味しそうと思っていたら隊長が手招きをした。こちらへおいで、と。私は思わずにっこり笑ってしまって、駆け足で隊長のおそばに失礼した。さぁ、果たして私はこのスイカをくださいって言える勇気はあるかな？