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お話メモ

こどものいつの頃からか、夜眠りにつくと''目''がみえるようになった。
おばけか?はたまた病気か?最初の頃はこわかった。そしてその目は何か、探しに探した。
結果。それは自分に向けられた他人の目であることに気がついた。
ただの興味本位の目から、困惑、期待、焦り、嫌悪、後悔、あとは……尊敬、憧れ、親しみ……なんてものもあったかな。


夜眠りにつくと目がみえる。

都会のエリートから辺鄙な田舎の刑事として左遷された僕にとって都会のエリートの連中や親の目など気にもしない場所にきている。
今まで人付き合いなんてものは人間関係に不和が無い程度、そして昇進に影響が無いレベルでしかしてこなかった。
それも既に終わった話。
そんな僕に誰が目を向けるというのだ。

その目はいつの間にか増えていた。



やそいなばに来てすぐの頃の足立さんのお話。
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