日記

【ネタバレ今回も大丈夫!執筆裏話】第二章について part1

2023/06/01 14:45
小説
 お待たせしました! いよいよ第二章の裏話ですね。(誰も待ってないwww) 

二章を書いたのはずいぶん前なので、当時を思い出すべく読み直したのですが……。ま~~!今読むとびっくりするほど拙い! いや、今も拙いけども。「この描写いらなくね?」とか「突然の場面変換www」とか。も~ツッコミどころ満載ですね。
青くなったり赤くなったりしながら、とりあえず全部読みました。

 第二章は夢主を巡って、赤井さんと安室さんがバチバチするところを書きたかったんですよ。別に殴り合いとかじゃなく、互いに嫉妬し合うというか、対抗心を燃やす、みたいな感じ。クールな赤井さんに嫉妬して欲しいな~、なんてね。
そこでまず、バーボンとラスティーが組んで長野潜入する設定を考えました。安室との関係も今後の話の要になるところだったので、結構なページ数を割いて書いています。
そのため第二章も赤井さんが出てくるまでにだいぶ時間が。第一章もそうだったけど。

 そして物語を続けるにあたり、黒の組織以外の『大きな敵』を設定する必要性が出てきました。公安・FBI、黒の組織にとっても『敵』となる相手ですね。
それには「国家ぐるみ」とかじゃないと割に合わん! ということで。ちょうどその頃、北朝鮮が日本海にミサイル打ったりして世間を賑わせていたので、それをモデルに〖C国〗がバックにいる組織となりました。
え? なぜCかって? 朝鮮をローマ字にした時の頭文字からC国としました。(安易w)
ちなみに〖K国〗は韓国です。こちらももうお分かりですね。

 組織名〖オドゥム〗は韓国語で「闇」という意味。ジンたちが居る黒の組織より悪そうでしょう?w
まんま、闇組織。日本語にするとちょっとカッコ悪いですね。

 展開としては、長野潜入で安室が夢主への気持ちを強くしてしまうところから始まりますが、すでに夢主の心は赤井にあります。それがかえって安室の対抗心や嫉妬心を煽ってしまう——からの、気持ちを抑えきれず夢主を襲ってしまう、という流れ。
 安室さんの行動は決して褒められたものではないし、やっちゃいけないことなんですけど。でも、これまで彼らが通ってきたイバラの道を考えると、抑えられない感情ってあると思うんです。普段は不屈の精神で抑えていますけれども。だって彼ら、原作でも常人離れしていますからwww
だからこそ、人間臭いところを書きたかった。完璧人間である降谷さんも、赤井さんも、ライバルの相手であったり、恋愛感情が絡むとただの人なんですよ。


 二章で好きな場面は二か所あってですね。
一か所は夢主と赤井さんがケンカして夢主行方不明になった際、赤井さんが安室さんに電話をするシーンです。
自らの嫉妬心から夢主を傷つけてしまった安室と赤井。
その二人が初めて話をします。
夢主の心は赤井さんにありますから、いつもは赤井さんが一枚上手なんですけど、この時ばかりは安室さんが一枚上手。
そんな立場が逆転した二人の会話は、書いていてとても楽しかったです。

 もう一か所は藤枝に勧められて二人で海辺を歩くシーン。
夢主の過去を振り返るシーンでもあり、この先いずれ書くであろう夢主のケンバリ時代をチラ見せした形です。
この時すでに夢主のケンバリ時代の設定はほぼ決まっていました。
決まっていなかったのはキャラの名前くらいかな。

 また、この二章で夢主は再び失声症になるわけですが、この設定は一章ほど引っ張るつもりはなくて。ただ、夢主の精神状態は一進一退で、キッカケさえ揃ってしまえばいつでも元に戻ってしまう……ということを暗に読者の方にお伝えしたかったんですよね。
それくらい危うい状態なんだと。そうならないように、赤井さんが常に寄り添っているんだってことが、フンワリ伝わったらいいな~と思っていました。


おっと……だいぶ長くなりましたね。
次回は二章のpart2で、引き続き設定や思い出のシーン、シーグラスの事や藤枝&エミリーのことなどお話出来たらいいなぁと思います。

それではまた!
See you!

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