日記

【ネタバレ今回も大丈夫!執筆裏話】第一章についてpart3

2023/02/14 12:37
 さて、裏話もこれで3回目! 第一章だけで(笑)
第一章は今回が最後です。
前回予告しました通り、今回は『エンジェルダストにまつわる事件について』です。

 原作でも組織はコッソリ何か開発してますよね。……哀ちゃんが研究していたアポトキシン、まだ詳しい情報が出ていませんが。
黒の組織は大きいのでね。研究が1つなわけないんですよ。色々ね、悪いことに使えるブツを開発しまくっているはずです!
なんたって、デカい組織ですから!
という妄想から、じゃあ何を作らせようかな~と考えました。

組織はある種、大物と呼ばれる人たちを手懐けている感があります。利害が一致しているのか、それとも脅しているのか。どっちにしても、大金は必要ですよね。(利害一致なら相手に何かと引き換えに渡すモノがないといけないし、脅しているならそのネタを調べたり買い取ったりしなきゃいけない)
哀ちゃんの研究がメインとしても、そのメインを続けるための資金も必要。ジンたちにもお給料払っているでしょうし。
となれば、メインよりは早く結果が出て、世界中の悪い人たちが欲しがりそうなもの……と考えたのが『エンジェルダスト』だったわけです。
このエンジェルダスト、ご存じの通り『シティーハンター』で出てきている、同名の薬をモデルにしました。
設定を決める際、いろんなマンガを読み漁ってみたんですよ。そういう類のものが出てきそうなマンガを。で、このマンガで出てきたものが一番イメージしたものとぴったりでした。

もちろん、名前を変えて全く別物として登場させることも検討しましたが、むしろそのまま使ってその旨をカミングアウトして、シティーハンターで出てくるエンジェルダストの恐ろしさを知ってほしいなと思いました。
北条先生の描く、感情のない、まるで殺人ロボットのような中毒者……あのイメージなんです! って訴えたかった。
(シティーハンターめっちゃ面白いから、この機会に観て!という気持ちも)
それくらい、この薬はヤバいものだって伝えたかったですね。
自分の文章力では到底伝わらないだろう、と思っていましたし。

そんなこんなで、エンジェルダストが登場したことで、夢主の周辺が一気に慌ただしくなります。起承転結の転として、元々組み込んでいたエピソードでしたが、そこにたどり着くまでが長かったですね……。
ここで出てきた開発者ギムレット。彼を日本人にするか外国人にするか、実は最後まで悩んだんですよね~。結局この時は日本人にしたんですけど、それが後々『あ~~‼外人にしときゃ良かった……』と思う訳です。
(それは先々の章のネタバレになるので、その章の時にお話ししますね)
この時は、亡くなった恋人(本文に明記しませんでしたが、ハーフかクオーターの日本人だと設定していました。夢主と同じ色の瞳なので)の面影を夢主に重ねていました。彼が精神を病むうちに狂気へという流れは初期から考えていました。

これ以降は、ラボに潜入したり、ふ頭での戦いがあったり、ギムレット自身がエンジェルダストを打っていたりと、物語が混沌とした感はありましたね……。そのため、サカモトビルへの潜入ではあっさり爆破してthe endだったんです。
書きあげて読み直して、「あれ? 散々引っ張って引っ張って……あっさり解決…しちゃったね……」
っていうのが第一印象だったんですよねwww
で、苦肉の策としてビル内での戦闘シーンを付け加えたんです。赤井さんのカッコ良いところも見せないと~、って感じで意外と筆が乗りました。
まあ結局のところ、エンジェルダストはおっかねぇ薬だって場面を、自分で書くことになっちゃったわけですけど。

物語の最後、夢主は工藤邸を出ました。続編は無いつもりでプロットを組んでいたので、ちゃんと設定を原作の状態(沖矢昴が工藤邸で一人で居候している状態)に戻して終わらせたかったんです。
しかし、設定を事細かに決めてお話を最後まで書きあげて、この夢主のことをもっと書きたいな、って思ったんですよね。
安室さんと赤井さんを(夢主めぐって)対立させたい、とか。
ここまで書いたなら二人がどうなるのか最後まで書きたい、とか。
妄想が止まらない状態(笑)

書きたいことがたくさんあるなら、じゃあ書くか!
って感じで続編の執筆を決めました。そこから、二章のプロットを組み始めたわけですが……。

続きは二章の裏話でお話しますね!

いかがだったでしょうか? もっと細かに書くと一章だけでpartいくつまで行くんだ状態になりそうなのでこれくらいにします。
それでは、次は二章の裏話で会いましょう!
See you!

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