妄想(´-`)
名前変更
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幸村・・・、精市と付き合ったのはテニスの全国大会が終わってから。あの日応援に行っていた私を呼び止めて全国制覇できなかったけど付き合ってくれるかなって告白された。その前からなんやかんやで仲良かった私に断るなんて選択はなくて今に至る。手を繋いだり、それ以上の事をすることはあっても練習が忙しくU-17を控えてますます精市と連絡したり特別に会ったりする事は減って行った。
「天気予報、嘘じゃん」
これだから梅雨は嫌だ。
今日は一日晴れるって言ってたのに、予備の傘なんて持ってないし少し雨宿りしてから帰ろうかな、なんて時に今日なら練習なくて精市と帰れるかも、という考えがよぎりスマホを出した。
「傘、忘れたの?」
「精市!今日練習は?」
「残念だけど屋内であるんだ」
「そっかぁ・・・大変だね」
「傘持ってきなよ。俺もう一本あるから」
「ありがとう・・・」
傘を渡されたのと同時に精市は私の身長まで屈んでキスをした。何回もしてるのに場所が学校ってだけでやたらとドキドキする
「誰かに見られたらどうすんの?!」
「別に見られたって問題ないだろ」
精市はふふ、と笑うと更に私をぎゅ、と抱きしめた。
「埋め合わせは必ずするから」
「テニスに打ち込んでる精市が好きになったんだから、練習がんばってね」
「健気だね、綾は」
「精市と付き合ってるだけでこれ以上わがまま言えないよ」
「好きだよ、綾」
そう言われて離された。
「夏休みあるんだし泊まりにデートに覚悟しといてよ」
「ゆ、精市こそ体調の事あるんだから無理しないでよね」
「大丈夫。綾はまだたまに俺の事苗字で呼びそうになるよね」
「どうしても癖が抜けなくて」
「ふふ、だよね。最近やっと名前呼びに慣れてきてくれて嬉しいよ」
「も~!ほら、練習あるんでしょ」
「そうだね。・・・ねぇ、綾」
もう一度ぎゅっと抱きしめられた私のライフゲージはゼロになりそうです。精市と付き合ってから何度瀕死状態になったことか・・・
「元気もらえた、がんばってくるね」
「うん、いってらっしゃい」
「あとでメッセージ送るから」
手を振り、精市と別れて借りた傘をさした。雨の日も悪い事ばかりじゃない、そう思えた日だった。
「天気予報、嘘じゃん」
これだから梅雨は嫌だ。
今日は一日晴れるって言ってたのに、予備の傘なんて持ってないし少し雨宿りしてから帰ろうかな、なんて時に今日なら練習なくて精市と帰れるかも、という考えがよぎりスマホを出した。
「傘、忘れたの?」
「精市!今日練習は?」
「残念だけど屋内であるんだ」
「そっかぁ・・・大変だね」
「傘持ってきなよ。俺もう一本あるから」
「ありがとう・・・」
傘を渡されたのと同時に精市は私の身長まで屈んでキスをした。何回もしてるのに場所が学校ってだけでやたらとドキドキする
「誰かに見られたらどうすんの?!」
「別に見られたって問題ないだろ」
精市はふふ、と笑うと更に私をぎゅ、と抱きしめた。
「埋め合わせは必ずするから」
「テニスに打ち込んでる精市が好きになったんだから、練習がんばってね」
「健気だね、綾は」
「精市と付き合ってるだけでこれ以上わがまま言えないよ」
「好きだよ、綾」
そう言われて離された。
「夏休みあるんだし泊まりにデートに覚悟しといてよ」
「ゆ、精市こそ体調の事あるんだから無理しないでよね」
「大丈夫。綾はまだたまに俺の事苗字で呼びそうになるよね」
「どうしても癖が抜けなくて」
「ふふ、だよね。最近やっと名前呼びに慣れてきてくれて嬉しいよ」
「も~!ほら、練習あるんでしょ」
「そうだね。・・・ねぇ、綾」
もう一度ぎゅっと抱きしめられた私のライフゲージはゼロになりそうです。精市と付き合ってから何度瀕死状態になったことか・・・
「元気もらえた、がんばってくるね」
「うん、いってらっしゃい」
「あとでメッセージ送るから」
手を振り、精市と別れて借りた傘をさした。雨の日も悪い事ばかりじゃない、そう思えた日だった。