とりあえず、電車に乗り、少し歩き、岡田さんの家に来た。

「とりあえず、何飲みます？」
リビングに通され、ソファーに座った。
「お茶ってありますか?」
「はい！ありますよ」
「じゃあ、お願いします」

「どうぞー」
「ありがとうございます」
私の前に緑茶が置かれた。私はそれを飲んだ。
「本部で働いている理由でしたっけ？」
「はい。私と同じ歳ですし、大変だから、どうしてかな?と思って」
「それは、私が小さい頃の話ですよ


私がまだ小さい頃、ある約束をしました」

「ある約束？」
「はい、


それは、

『大きくなった結婚しようね』です」

どういう事かわからなかった。
なぜ、『大きくなったら結婚しようね』で、
本部に行くのだ?

「どうして、その約束だけで、本部に行くんですか?」

「私はその約束を果たすために本部に来ました。
私は約束した後、お父さんの関係で、街を出てしまいました」

ん？
少し待てよ。
そのエピソード知ってるぞ。
まさか？！
でも、でも

な訳ない。