このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

パート2

お昼休みも10分を切ってしまった。

なぁちゃんは、さっきより涙は落ち着いたが、まだ泣いていた。

「なぁちゃん、泣き止んで?
私は、なぁちゃんの笑顔が見たいよー」

「わ、わかって、、、ます、、
でも、、、し、自然と涙が、、出てきて…」

私は、なぁちゃんに泣き止んで欲しくて、
私は大胆な行動に出た。

「なぁちゃん、、、
部長との現場の下見終わったら、
デ、デートしようよ」

なぁちゃんは、ずっとデートしたがっていた。
これが、私にとって精一杯の行動だった。

「の先も…していいんですか?」

「ん?聞き取れなかった。
もう一回言って?」

「その日は、キ、キスのさ、先もしていいんですか?」

「う、うん//」

私は、なぜかすんなりと受け入れてしまった。

なぁちゃんはその言葉を待っていたかのように、泣き止んだ。
でも、目尻が赤くなっていた。




仕事が終わり、家に帰り、明日の用意をしていた。

「ゆうちゃん」
なぁちゃんに呼ばれ、後ろを振り向いた。

「どうしたの?」
「今日の昼休み、ゆうちゃんに迷惑かけてごめんなさい」

「ううん、大丈夫だよ
私こそ、ごめんね」

「ゆうちゃんが謝らないでください

あ、それより用意終わりましたか?」

「うん、終わったけど…」

「今日、ギュッって抱きしめて寝てもいいですか?昨日は、離れて寝てしまったので…」

「うん、いいよ」

なぁちゃんの頬が少し赤く色付いていた。



ベッドに入り、お互い向かい合わせで寝る。

くっつきすぎて、シングルベッドで寝てるみたいになった。

なぁちゃんの匂いが強く感じる。
私から、今度は『キス』をした。
でも、唇には付かず、鼻キスとなってしまった。

「ゆうちゃん、、不意打ちはずるいです」

なぁちゃんから、『キス』される。
角度を変えて何回も…

それが、首元へと降りてきた。

「な、なぁちゃ、」

その瞬間、痛みが襲ってきた。

「マーキングです」
なぁちゃんがそう言った。




翌朝、首元を見た。
赤い印がスーツを着ても、隠れない場所にあった。
10/28ページ
スキ