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パート2

なぁちゃんに『キス』されてからというもの、なかなか寝付けず朝になってしまった。




「ゆうちゃん、おはようございます」

「ふぁー、なぁちゃん、おはよう

なぁちゃん、昨日のキスって・・・」

「あ、今日先に出ますね」

聞こうとしたら、話逸らされた。

「わかった」

だけど、なぁちゃん顔真っ赤だった。



会社に行き、朝打ちをしていた。


「さっき話したとおり、結婚式場はここになる予定だ。詳しいことは、現場に行ってみないとわからないが、徐々にやっていこう」

『はい』

「じゃあ、朝打ち終わり」


昨日、向井地さんが出した場所で決定したらしい…


「村山さん」

「はい」

自分のデスク座り、今日の使う書類を整理していると、柏木部長に呼ばれた。

「突然なんだけど、明日現場行ってみない?私と」

「明日ですか?」

ん?
『私と』って、柏木部長と?

「部長とですか?」

「うん、みんな忙しくて、明日なら私空いてるし、村山さんにとっても良い機会になると思うんだけど…」

「わかりました。行きます」

「細かい日程、パソコン通して送っておくね」
「ありがとうございます」

澄まし顔を装っていたが、
柏木部長と2人きりで、現場に行く?!
しかも、ここから遠いから、
泊まり込みだろう…

どうしよう…




あ、日程送られてきた。

『12時48分、新幹線乗り

15時32分、現地到着

19時ぐらい、ホテル着き、相部屋

翌日
8時ぐらい、現地

16時58分新幹線乗り

19時ぐらい、帰宅』

待て待て待て待て
相部屋って、本当?!

普通1人1部屋でしょうよ

とりあえず、『わかりました』と返信をして…

ってことは一泊二日、柏木部長と、全て2人きり?!





私、大丈夫かな?


私は、柏木部長と2人きりということだけで頭がいっぱいになり、今日の業務は、
失敗の連鎖だった。
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