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パート2

なぁちゃんと一緒にお風呂を
入って、もうそろそろベッドに入る時間となった。


「なぁちゃん、私、もうそろそろ寝るよ?」

「あ、もうこんな時間ですか」

時計の短針が、11の方向を指していた。

なぁちゃんは、携帯から目を離して時計を見ていた。

「私も、そろそろ寝ます
明日は大忙しですから、体力を回復しとかないといけないので」

「わかった」

私は見ていたTVを消して、なぁちゃんはリビングの電気を消して、一緒に寝室に入った。

家のベッドは、ダブルベッドだ。
だから、なぁちゃんと一緒に寝ることになる。

だけど、今日はなんかおかしい
いつもは、2人で寝ても、こんなにくっついていることはないのに、今日は隙間がなく、くっついていた。
つまり、なぁちゃんとの距離が近い


「なぁちゃん、もうちょっとそっちに行かない?私狭いんだけど…」

そしたら、なぁちゃんはくるりと回転してベッド内で向き合う形となった。

なぁちゃんの、鼻息が顔にかかる。
でも、なぁちゃんの表情は、暗くてわからない。



その瞬間、ほっぺに柔らかい感触がした。

その後すぐになぁちゃんは、くるりと回転して、私に背中を向けた。

私は、何が起こったのか分からず、フリーズしていた。

この、なぁちゃんの行動が『キス』だと気づくまで、2分はかかった。

『キス』だと気づいたら、急に心臓の鼓動が早くなったのと同時に、なぁちゃんのことが、急に愛しく思えてきた。

私は、なぁちゃんのことを抱きしめた。

なぁちゃんのほっぺは、熱かった。





これが、私たちのファーストキスだった。
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