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パート2

「お疲れ様でしたー」

「あ、お疲れ様です」

午後6時過ぎ、
続々と、帰っていく。

本部に来て初日はプロジェクトの参加メンバーの紹介と役割、プロジェクトの内容クライアントの確認、書類の確認など
だった。

プロジェクトは、明日から動き出すみたいだった。


「彩希さん、そろそろ帰ります
本部初日お疲れ様でした」

「奈々さんこそ、お疲れ様でした」

その時、なぁちゃんから紙を渡された。

『私が先に帰るので
ゆうちゃんは後から来てください♡』

と書いてあり、なぁちゃんの顔を見たら、
右目で、ウインクされた。

なぁちゃんは、帰る支度をして、立ち上がり、皆さんに、帰りの挨拶をしていた。

20分ぐらい経ち、帰りの準備をして、
帰ろうとすると、柏木部長に呼ばれた。

「村山さん、初日お疲れ様、
明日から、プロジェクト動き出すから
がんばってね」

「はい、頑張ります…」

口調は優しいのに、オーラが凄い…

「初日だから、疲れたでしょ?
早く帰ってゆっくり休んで、明日に使う
体力を回復してね」

たった今、帰ろうとしたんだけどなー
「お気遣い、ありがとうございます
では、お言葉に甘えて、今日はお先に失礼します」

「しっかり休んでね」



私は本部ビルを出て、いつもの電車に乗り、早歩きで家に向かった。


家に着き、玄関の扉を開けた。
「ただいまー、なぁちゃん」

「おかえりー、ゆうちゃん
ご飯できてますよ」

なぁちゃんが、すぐさまにでてきた。
「ありがとう

でもね、なぁちゃんご飯の前に話したいことが、あって…いいよね?」

多分私の顔、なぁちゃんにとっては怖いだろう




私たちは、向き合う形で、キッチンにあるイスに座った。
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