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パート1

今日の仕事が終わり、定時で帰ろうとすると
「おーい、今日岡田さんいるから、飲み屋するぞー」
と峯岸課長が誘ってきた。
峯岸課長はことあるごとに、飲み会を行う。
峯岸課長はどうなってだろうと気になる程だ。
「ねぇーゆいりー行く?」
ゆいなんが話しかけてきた。
「行くしかないでしょ」
「だよねーー」
峯岸課長の誘いを断ると大変な事になると、
先輩に言われてからは断りにくくなっている。
「じゃあ片付けて行こうか」
「うん」


私たちはいつもの飲み屋にいた。
私たちはいつもの隅っこでお酒に見えそうな
オレンジジュースを飲んでいる。
「どうせ私たちいても全然変わらないけどね」
「そうだねー
だって今日の主役は岡田さんだし」
岡田さんの周りには峯岸課長をはじめ、
いろんな人がいる。
「岡田さーん、好きな人っているのー」
と男性の先輩が聞いてた。
「もちろん、いますよ」
「やっぱりぃー
いいかんじなんでしょーね」
「そうでもないですよ」
「どうしてぇー
奈々しゃんみたいな人はぁーうまく行くと
思うのになぁー」


「いいなぁー」
「どうしたの?ゆいなん?」
「だってさ、あの岡田さんが好きな人は絶対
素敵な人なんだろうなぁー」
「だよねー」
「私たちとは全然違う次元なんだろうなー
例えば、お酒が飲めるとか、平社員じゃなくて、バリバリ仕事ができるとか?」
「ちょっと待って、私たちができないことじゃん」
「そりゃそうでしょ、私たちとは次元が違うんだもんー」
『はぁーいい人来ないかなー』

この時の私はまだ知らなかったのです。
予想よりいい人が待っていたことに
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