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パート1

玄関のチャイムを押しても、
なぁちゃんが、出てくる様子はなかった。


てか、会社だったり……



「ゆうちゃん、、、?」

ちょうど、なぁちゃんが帰ってきた
タイミングだった。

「どうしたんですか?
こんな遅くに?」

「いや、、その、、

なぁちゃん、、電話で、、その、
元気がなかったから……」

「心配してくれたんですか?」

「うん…」

「ありがとうございます

でも、もう大丈夫ですから」

「ほんとに?」

なぁちゃんは、無理に笑っている感じがした。
私に心配してほしく無くて…

「その、私の話聞いてくれますか?」

「うん」





私となぁちゃんはなぁちゃん家に入り、
なぁちゃんがお茶を出した。


「あの、お話ですが、、、」

「うん、、」

「私の記憶のことなんです」

「なぁちゃんの記憶がどうしたの?」

なぁちゃんは、重い口を開いて続けた。

「今日、会社を休んで、会ってきたんです。
私の過去の記憶を知っている人に…」

「なんかわかったの?」

私は、息をのんだ。











「私は、ゆうちゃんの昔の家の近くの家で
育ち、ゆうちゃんと同じ歳だったということです……」
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