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パート1

私は会議室でいつも座っている座席にすわった。同期のあやなんが隣に座る。
「これから、我が部署でも、新しいプロジェクトが始まります。そこで、このプロジェクトにあたっての本部から応援に来た方を紹介します」
と、峯岸課長が言った。
「ねぇー知ってる?」
とあやなんが小声で言ってきた。
「なにが?」
「今時期に本部から応援に来た人って………
超ーーエリートなんだよ?」
「どうして?」
「今時期に来る本部の人は本部での営業成績がトップクラスで、このプロジェクトが成功すれば…」
「すれば?」
「出世して、今よりもっと高い地位を得ることができるんだよ。人によって得る地位は 
違うけど」
「ふーん、じゃあ今日来る人は私たちには比べられないほど偉いの?」
「そうなるねー」

「おい、村山、篠崎、」
『はいっ!』
「会議中は静かにな、」
『すいません』
「それでは、本部の方を紹介します」

「はいっ。本部から来ました。岡田奈々です、短い間ですが、よろしくお願いします」
その時、私はただすごい人だなと思っただけだった。
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