「それから、ゆうちゃんはずっとこんな目にあってるんですか？！」

「今日はたまたまかな？いつもは居留守つかってるんだけど、たまたま出会ってしまって…」
「この先どうするんですか？500万円の借金だなんて…到底普通の職業では返さない額ですよ！」
「それはわかってるよ…

でも、私もどうしたらいいのかわからないの…」



しばらくの沈黙が流れた。
それは10分かもしれないし1時間かもしれない



500万円…私が肩代わりできるのならしてあげたい…でも、私にはそんな大金は持っていない。ゆうちゃんにお水の仕事をさせたくもない


そして、私はこの考えにたどり着いた。
どういうより、この考えしか残っていなかったのだ…








「ゆうちゃん、私と一緒に逃げますか？」