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ドキドキの学校

なぁちゃんが連れてきたのは、今は誰も使っていない、空き教室だった。
「なぁちゃん‼︎こんなところに連れてきて
なにするの?私何かした?」
「ゆうちゃん、最近ずっと元気なかったじゃないですか?」
「そっ、そう?私は全然元気だけど」
少し、動揺を隠そうとして、前髪を触った。
「嘘です。
ゆうちゃんは嘘をついたら、前髪を触るんですよ。今もしましたよね。」
ギクッ‼︎
「前、恋人同士になる時、約束しましたよね。お互い嘘はつかないって」
「そうだけど………」
「お願いです、ゆうちゃん」
30秒たって口を開いた。
「なぁちゃん、笑わない?」
「絶対、笑わないです!!!!!」
なぁちゃんはまっすぐな目で言った。















「嫉妬したの…………」
それは、あまりに小さい声で、なぁちゃんにも聞こえたかどうかだった。
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