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短編

なぁちゃん目線

「ゆうちゃん!、今日はお疲れですか?」
と私はゆうちゃんが座っているイスに近づき、座った。
「あ、なぁちゃんー、昨日のレッスン疲れが残ったの」
昨日ゆうちゃんはレッスンをたくさんしたみたいで、その疲れが残っているそう。
しかも、寝不足なのだろうか?
目の下にクマがあり、あくびをしている。
「ゆうちゃん、とてもお疲れそうなので、私のお膝にきて、少し寝ましょう♪」   
私はお膝をぽんぽんした。
「うん、そうする」
と、いいゆうちゃんは頭を私のお膝に置いた。
珍しい行動に心臓がドキドキしている。

「じ、時間になったら、起こしますね」
「うん、わかった」

数分後
「すぅー。すぅー。スヤスヤ。」
と寝ているゆうちゃんの規則正しい寝息が
聞こえてくる。
『なんでぇー‼︎こんなにぃー‼︎かわいいのぉー!‼︎』
と心から叫びたくなった。
ただでさえさっきから心臓は爆発寸前まで
きているのに、こんなに可愛い寝顔は、もう心臓もたない。
それからというもの心臓が爆発するのを
一生懸命に抑えて、とうとうおこさなくてはならない時間になってしまった。 
「ゆうちゃん、そろそろ時間ですよ」
「んんー、なぁちゃんー、もう時間なのぉー」
「はい、そろそろ、起きなきゃいけない時間です。よく眠れましたか?」
「うん、なぁちゃんの心臓の音聞いてたら、
寝ちゃった」
「そ、そうですか・・・、そ、れならよかった」
やばい、悟られないようにしなければ…
「なぁちゃん、今でも、心臓なってるね、 速いし、」
といいって
ゆうちゃんは手を私の心臓にかざした。
「そ、そりゃそうですよ、す、すきな人が自分の膝で寝ているんですもん」
と、動揺しつつ、諦めながらに言った…
「よかったぁー、おんなじ気持ちで」






「えっ」
それってつまり…
「私ことが好きって…」「これからも、よろしくね」
私の心は完全にりんごの女王様に射抜かれてしまった
     

       終
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