載華記【初めから世界観、豆知識までご紹介!】
続いては史実のヒジェを追いかけてみましょう。
生年:1651年
没年:1701年10月29日
一度の離婚歴があり、子供は3人。
通訳官の父親と、身分については謎のままの母ユン氏との間に産まれた長男です。貧しくも裕福でもない普通の家庭に産まれた彼ですが、妹のオクチョンが宮中で粛宗の寵愛を受けることによって、人生を大きく変化させます。
叔父のチャン・ヒョンは豪商。ただ、ついていた側の南人の王子が謀反を起こして連座となり、処刑されます。
まず、彼は自らの力で武官任用試験を受け、みごと内禁衛(ネグミ)の武官となります。前に書きましたように、内禁衛は背が高く武芸や学問に優れた名家の子息のみが就くことのできた武官職なのです。絶世の美女だったオクチョンの兄なのですから、そりゃ彼もイケメンですよね。普通。
彼が次に記録に出てくるのは、西人系の王族の宴にて職務放棄したとしてムチ打ちの刑に処されるときです。この頃から南人と親しくしていたチャン家と西人の対立が深まります。
そのあと大妃様が亡くなり、オクチョンが大出世していくと、ヒジェもその後を追って捕盗庁従事官(ようやくドラマと史実が重なる…)、義禁府道士、内禁府従事官などを歴任。ただ、この頃は南人はチャン・ヒョンの没落にみられるように、西人に負けていました。何とかして巻き返しを図ろうとする南人…結局ラストは決まっているのに…。
さて、そんな頃にオクチョンが王子を出産。後のトンイの世子様、つまり景宗ですね。そして勢いに乗った南人はその子を世子にさせ、西人の仁顕王妃を廃位。いわゆる己巳換局ですね。しかもオクチョンが王妃に。
順風満帆の南人ですが、南人の力が強くなりすぎたことを懸念した粛宗が逆に王妃を呼び戻します。
その頃少論と呼ばれる西人のミニグループとヒジェとの収賄があり、彼は自ら辞職を願います。ところが粛宗はその罪を無かったことにし、さらには彼に仕事を続けるように言います。この頃までにヒジェはなんと兵曹判書となっており、ほぼ次期の領議政の座は彼で決定していました。ところが、粛宗が職務を続けろと言ったわずか10日後、換局により彼は南人と共に失脚。流刑に処されます。重罪であるはずが、流刑程度で済んだのは少論との交流のお陰だと言われています。
けれど六年後、仁顕王妃が亡くなると、暗殺の疑いをかけられたオクチョンは罪に問われます。そして、オクチョンは贈薬による死刑。もはやどうすることも出来ず、少論さえそっぽを向いた結果、ヒジェを守るものはなくなり、彼も漢陽で斬首刑に処されます。
いかがですか?ドラマが一本できてもおかしくないくらいのボリューム満天すぎる人生は。書いているこちらもお腹一杯です。(笑)こんな人生の人と恋愛するなんて、もしウォルファが実在していたら相当な変わり者ですね。夢小説の方では彼は二度離婚していることになっており、独身者という設定です。ドラマの方が長生き設定なんですよね、彼。しかも流刑されて戻ってきてますし…(笑)
それでは、最後は載華記本編の予告をして、終わりたいと思います。あともう少しだけお付き合いください!
生年:1651年
没年:1701年10月29日
一度の離婚歴があり、子供は3人。
通訳官の父親と、身分については謎のままの母ユン氏との間に産まれた長男です。貧しくも裕福でもない普通の家庭に産まれた彼ですが、妹のオクチョンが宮中で粛宗の寵愛を受けることによって、人生を大きく変化させます。
叔父のチャン・ヒョンは豪商。ただ、ついていた側の南人の王子が謀反を起こして連座となり、処刑されます。
まず、彼は自らの力で武官任用試験を受け、みごと内禁衛(ネグミ)の武官となります。前に書きましたように、内禁衛は背が高く武芸や学問に優れた名家の子息のみが就くことのできた武官職なのです。絶世の美女だったオクチョンの兄なのですから、そりゃ彼もイケメンですよね。普通。
彼が次に記録に出てくるのは、西人系の王族の宴にて職務放棄したとしてムチ打ちの刑に処されるときです。この頃から南人と親しくしていたチャン家と西人の対立が深まります。
そのあと大妃様が亡くなり、オクチョンが大出世していくと、ヒジェもその後を追って捕盗庁従事官(ようやくドラマと史実が重なる…)、義禁府道士、内禁府従事官などを歴任。ただ、この頃は南人はチャン・ヒョンの没落にみられるように、西人に負けていました。何とかして巻き返しを図ろうとする南人…結局ラストは決まっているのに…。
さて、そんな頃にオクチョンが王子を出産。後のトンイの世子様、つまり景宗ですね。そして勢いに乗った南人はその子を世子にさせ、西人の仁顕王妃を廃位。いわゆる己巳換局ですね。しかもオクチョンが王妃に。
順風満帆の南人ですが、南人の力が強くなりすぎたことを懸念した粛宗が逆に王妃を呼び戻します。
その頃少論と呼ばれる西人のミニグループとヒジェとの収賄があり、彼は自ら辞職を願います。ところが粛宗はその罪を無かったことにし、さらには彼に仕事を続けるように言います。この頃までにヒジェはなんと兵曹判書となっており、ほぼ次期の領議政の座は彼で決定していました。ところが、粛宗が職務を続けろと言ったわずか10日後、換局により彼は南人と共に失脚。流刑に処されます。重罪であるはずが、流刑程度で済んだのは少論との交流のお陰だと言われています。
けれど六年後、仁顕王妃が亡くなると、暗殺の疑いをかけられたオクチョンは罪に問われます。そして、オクチョンは贈薬による死刑。もはやどうすることも出来ず、少論さえそっぽを向いた結果、ヒジェを守るものはなくなり、彼も漢陽で斬首刑に処されます。
いかがですか?ドラマが一本できてもおかしくないくらいのボリューム満天すぎる人生は。書いているこちらもお腹一杯です。(笑)こんな人生の人と恋愛するなんて、もしウォルファが実在していたら相当な変わり者ですね。夢小説の方では彼は二度離婚していることになっており、独身者という設定です。ドラマの方が長生き設定なんですよね、彼。しかも流刑されて戻ってきてますし…(笑)
それでは、最後は載華記本編の予告をして、終わりたいと思います。あともう少しだけお付き合いください!