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載華記【初めから世界観、豆知識までご紹介!】

時は1660年代の朝鮮王朝。第十九代国王粛宗の治世の話です。
この時代は南人派と西人派という二大政党が大きく対立している、激動の歴史の真っただ中です。そんな中で出会うのが、西人の名門両班のお嬢様である主人公シム・ウォルファ(実在しない架空の女性です。本編ではウォルファの名前は変換できますが、今回は設定の都合上変換されません。)と南人の中人であるチャン・ヒジェ。
出逢わなければ全く縁のない人生を送るであろうウォルファは、このヒジェとの出会いをきっかけに、政治対立の中心に巻き込まれていくことになります。

ここで、韓国時代劇をよく御存じない読者様方に少しだけ背景説明をさせていただきます。。
当時は身分差が非常に大きな壁となっていました。貴族のような存在だった両班、特定の有能な職業(通訳、医者など)によって与えられた中人、そして庶民(平民)。さらにその下に奴婢と呼ばれる階級がありました。
また、両班の中にも優劣の差が存在し、思うように両班の子女は恋愛結婚ができませんでした。
さらにそこに政治的派閥が加わるのですから、この時代の恋愛と結婚は大変だったと思います。

ちなみに西人のキャラクターは
シム・ウォルファ、シム・ウンテク、トンイ(後に)、ソ・ヨンギ(後に)、仁顕王妃など…
南人のキャラクターは
チャン・オクチョン(後の禧嬪張氏)、チャン・ヒジェ、オ・テソク、オ・ユン、ホン・テジュ、チャン・ムヨルなど…

見ての通り、今回の夢主人公であるウォルファとヒジェは党派が違いますよね?なので必然的に恋愛も困難になるのです。
じゃあ、どうしてユンはいいのかといいますと、ウォルファの兄ウンテクのモデルになったキム・ チュンテクは、粛宗の故第一王妃仁敬の甥で学問にも秀でていたため、西人の名家でした。ユンの方は左議政の叔父であるテソクが居たことから、南人と西人の権力の恩恵を相互に得るという点では、許されるのです。いわゆる名家同士の政略結婚ですね。ところがヒジェの方は母親が賤民だったかどうかについては諸説ありますが、中人であったのは間違いないので、そもそも党派どころか身分が異なっていますね。だから彼との恋愛は実質的に不可能に近いのです。
それでは次のページでは、ウォルファとヒジェについてPRしていきたいと思います。
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