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チョコレートより甘い物語を

「正直、手渡すかどうか悩んだんだ。
このチョコレート、フジに喜んでもらえないだろうなぁって。あまりにも普通すぎるから。
なんかファンのみんなやポニーちゃんたちがフジにバレンタインチョコを渡す姿を見て、勇気が無くなってしまって渡せなかった。」
「トレーナーさん...。」
口に変な違和感があると気付いたときには、フジにキスをされている状態になっていた。
「そんなことはないよ。
わたしも、トレーナーさんに喜んでもらえるか不安で仕方がなかったんだ。
でも、作っていて大変なところもトレーナーさんの笑顔を思い出して頑張ったよ。
シンプルに、トレーナーさんが好きって伝えたかったんだ。このチョコレートで。」

フジが愛おしくなり、私の方から抱きついてしまった。
「フジ、大好き。」
「わたしもトレーナーさんのことが大好きだ。」
抱きついて何時間が経ったのか分からない。
「もしフジが嫌じゃなかったら、ふたりでお互いのチョコレート食べ合いしない?
私がフジのチョコレートをフジのあーんで食べて、フジは私のチョコレートを私からのあーんで食べるっていう。恥ずかしいよね...?」
「恥ずかしいけど、トレーナーさんとイチャイチャできるみたいだしやろうかな?」
フジはすんなりと受け入れてくれ、お互いにあーんをしながらチョコレートを食べていく。
最終的にはフジの方からあーんではなく私からの口移しで食べたいと提案され、チョコレートが最後のひとつになり口移しで食べたあと、フジからディープキスをされた。

ふたりのバレンタインデーは夜に更けていった。
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