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I want to be by your side forever

私、タップ、そして仲間の子たちが来る拠点、いわゆるタップの城に行くことにした。
「やっぱりいつもの場所が落ち着くんだな、トレーナーも。」
「タップも同じ?」
「Yes!アタシの城はat homeだからな!」
「落ち着く場所だ!ってことだね」
和気あいあいと話していたら、拠点に着いたようで普段のように靴を脱いで上がる。
「いつもは騒がしいけど、今日は二人っきりだね...」
普段なら仲間の子たちがいるのだが、今日は誘っていないみたいだ。
仲間の子たちと楽しくお喋りするのが当たり前だったからこそ、いざ二人っきりになると緊張してしまう。
「え、えっと、夜ご飯作るから待ってて!」
あまりにも無言の時間がありすぎたせいで無理やりでも話を変えた。
時間はかかったものの、晩御飯は一通り完成した。
タップが食事に手をつけ、私はその様子を見守った。
「sorry、トレーナーは食べないのか?」
「ううん。タップが食べ終わってから食べようかなって。」
その言葉が嫌だったのかもしれない。
「トレーナーと一緒に食べたいんだが、アタシと食べるの嫌なのかって。」
タップの表情が悲しそうな表情になり、私は慌てて釈明する。
「た、タップが美味しそうに食べてる姿見ると、頑張って作って良かったなぁってなるし、また作りたいなって...」
「それ本当か〜?」
「うん、本当のこと。今までは自分のためだけに作っていただけだったけど、タップのお陰で頑張って作らなきゃ...!となったよ。」
その言葉を聞いたタップの顔を一瞬見たが、私の記憶の中では赤くなっていたような気がする。
「trainer!洗い物終わったら、こっち来てくれるか?」
「分かった!」
洗い物をし終わったとき、時計を見ると夜の八時を示しており、これはお風呂を沸かさないとダメだなと思い風呂を沸かすことにした。
「よし、お風呂はなんとか沸かした!」
たしか最初の頃は、拠点には寝室やお風呂は無かったのだが私の方から作った方が良くないかな?とタップに提案した。
タップはお金がいるよな...と最初は悩んでいたようだが、将来的に暮らすなら絶対いるんじゃない?と強気に私が押したため作ることに。
「Excuse me?姿が見えなかったから、どこに行ってたのか不安になった...」
タップはかっこいい面や元気な姿が目立ちやすいが、ちゃんと女性らしいところもある。
だから余計に好きになってしまう。
「お風呂沸かしに行ってたよ。心配させてごめんね」
「航海士殿がどこに行ってたのか不安になってさ。
お風呂を沸かしに行ってたのなら良かった...。」

夜ご飯も食べ、お風呂も沸かしに行ったし、残るはお風呂に入り寝るだけだ。
「タップ、ちゃんと外泊届書いて出さなきゃダメだよ?」
「分かってるから大丈夫だ!」
この様子だと出さない予感がしてくるが、怒られたらその時は仕方がない。
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