インターン&文化祭 編
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いずっくんの謹慎が解けた日、インターンの説明をしにビック3と言われているらしい3年の先輩方3人が教室に来ていた。
自己紹介で緊張しすぎて、キャパを超えたらしい天喰先輩に共感しかない。あの先輩とは仲良くなれる気がする。
次に自己紹介を始めた波動先輩はいきなり色んな人達に容赦ない質問をし始める。
頼むから私はスルーしてくれ...
「三条さん、耳と尻尾はどうしたの?あとあと!爆豪くんと別れたって本当?あれ爆豪くんはどこ?」
『ええっと...』
そもそも付き合ってないのに別れたことになってる...
かっちゃんは謹慎中ですって言うと理由を追求される気しかしないしどうしよう...
答えに困っていると、最後の1人通形先輩が話し始めた。
そして何故か戦うことになり私達は体育館へとやって来た。波動先輩が耳と尻尾を触ってきてくすぐったい。よろしくお願いしますの掛け声とともにみんな戦闘態勢にはいる。すると通形先輩の服が落ちた。
...え?
いずっくんが攻撃を仕掛けるが、全てすり抜けてしまう。そして消えたと思ったら後ろに現れた。
ええ!?急いで尻尾で攻撃、狐火を出すも当たらず、腹パンをくらう。
痛!!
結局全員が腹パンをくらい、通形先輩の圧勝で終わった。
インターンか...
次の日、インターン受け入れの実績が多い事務所に限り1年生の実施を許可する事に決まったと相澤先生から報告があった。
「三条は親父のとこ行くのか?」
『公欠多くなると私、授業追いつけないしやめておこうかなと...』
「懸命な判断だな」
『ありがとうございます...轟くんは仮免取れたら行くの?』
「そのつもりだ」
『そうだよね。補習頑張ってね』
「おう」
ずっと見ない振りをしてきた。ここまでヒーローになるために、言われたこと、課せられた事をやってきた。だけど私はみんなと違って、ヒーローになりたいから雄英に入ったわけじゃない。
だから、プロと同じように活動できる、経験が積めると言われても、みんなのようにやりたい!という気になれないのだ。将来のビジョンも夢もみんなと違って私には何もない。こんなの誰が聞いても怒るだろう。
かっちゃんにもう一度会って謝る事が私のゴール地点でどうせ長く生きられないし、考えるだけ無駄だって将来の事なんて考えていなかった。
私は何になりたいんだろう。どうしたいんだろう...
『かっちゃんボロッボロじゃん!どうしたの?』
「補習...」
『うっわキツ!お疲れ様』
ボロボロのかっちゃんに同情しながら席へと向かうと、なんと轟くんまでボロボロだった。
『うわ〜轟くんもかあ...お疲れ様』
「遅れてる分頑張らねえと」
『やる気があって素晴らしい!』
「そういや先週の授業、謹慎してた日もあったが、分かんねえとこなかったか?」
『た、多分...!え?あれ?なんか普通に理解できてたけどなんでだ?』
「爆豪は4日も謹慎だったし、八百万にでも勉強教えてもらったのか?」
『教えてもらってない...あ!課題!そういえば全部謹慎の罰で出された課題にあったとこだった』
「今気付いたのか?」
『今気付いた!マジで優しさ100%な課題だったんだ。なるほど、それでかっちゃん教科書見てたのか〜納得』
ありがとう相澤先生...でも1週間の授業の問題を1日猶予の課題は流石に無茶すぎです。
「課題、爆豪とやったのか?」
『うん』
「そうか...」
『轟くんなんか元気ない?補習キツそうだし、そりゃあ疲れるよね。そんな頑張っている轟くんには特別にクッキーをあげよう〜』
「サンキュー。そんなに元気なく見えるかオレ?」
『なんとな〜くそう思っただけ!気のせいかも!』
「ふっ なんだそれ」
ん〜やっぱり気のせいだったっぽいな!
けれど...
いずっくんがおかしい!
今日1日、先生に注意されることが多かったし私みたいなミスを連発していた。これは確実におかしい!
『いずっくんどうしたの?今日なんか変だよ?』
「へっ!?あ、うん昨日インターンでちょっとね...でも大したことじゃないから!」
『無理はしないでね。何かあったらすぐに言って?私頼りないけど、ちょっとでもいずっくんの力になりたい』
「ありがとうユウちゃん」
大したことじゃないなんてきっと嘘だ。それくらい表情を見れば分かる。でも私じゃきっと役不足なのだろう。
私は何回も救けて貰ってるのに悔しいな...
いずっくんと同じくインターンに行った、切島くん、梅雨ちゃん、お茶子ちゃんがなんとネットニュースに載った。相棒、サイドキック...これがプロかあ〜
目立つし絶対載りたくないなんてつい場違いなことを考えてしまう。
『早速活躍しててすごいね!流石お茶子ちゃん!』
「そんな!照れるってユウちゃん」
『リューキュウってどんな人なの?』
「美人でかっこいいし、アドバイスとか指示も的確ですごいいい人だよ!リューキュウさんのサイドキックに採用してもらえて良かった!波動先輩にも感謝だ」
『かっこいい美人...!1度会ってみたいな〜サイドキックってどんな感じ?』
「ユウちゃんもインターン行ったりプロになれば会えるよきっと!協力して自分だけじゃ出来ないこともできるし、こんなすごい人の相棒なんだ!って誇らしい気持ちになる!」
『なるほど』
サイドキックって今まで見習いで独立するまでの過程って認識だったけど、相棒か...
『ありがとうお茶子ちゃん!なんか色々スッキリした!やる気出てきた!』
「ユウちゃん突然どうしたん!?」
私のやりたいこと