ゆーあーmyヒーロー
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授業終わりの休み時間毎に囲まれ質問攻めに合う午前中が終わり、待ちに待ったお昼の時間がきた。
聞かれたことほとんどがかっちゃんとの関係性って、たった1日でどんだけヤバい印象ついてんのかっちゃん...そしてクラスの人の名前覚えきれん。
「おい、昼食いに行くぞ」
『かっちゃん...もっと素行良くしないと友達できないよ?』
「うるせえ、余計なお世話だわ!」
『むう〜いつの間にそんなグレちゃったの。今考えると小さい頃のかっちゃんめっちゃ可愛いかったね。尖ってはいたけど、全然今の比じゃないわ。あの頃のかっちゃんはどこに...』
「うっせえ!昔の話ばっかすんじゃねえ!」
ほんと当初はそんなこと思ってなかったけど、可愛げあったよな昔のかっちゃん...
そんなこんなで食堂に着いたがすごい人&とても美味しそうなメニューがたくさんあって、大興奮である。
『どれもめっちゃ美味そう!これ毎日食べれるとか天国じゃん!』
「お前の天国の定義軽すぎだろ。はよ決めろや」
悩みに悩んだ挙句オムライスにした。ラーメンとかうどんとか唐揚げとか全部食べたいなあ...
空いてる席を見つけて2人で座り、食べ始める。
『かっちゃん!オムライスめっちゃおいひい!』
「食い終わってから言えや。行儀悪い」
行儀とやかくをかっちゃんには言われたくないなと思いながらオムライスを口に運ぶ。
『そういえば麻婆豆腐あったのに、ラーメンにしたんだね』
「年中麻婆豆腐ばっか食ってるわけねえだろ馬鹿か」
『はは...それもそうだね』
麻婆豆腐食ってて欲しかったー。よりにもよって食べようか迷ってたのを選ぶとは...美味しそうだな〜やっぱりあっちにすれば良かったかな〜って思っちゃうじゃん!オムライスも美味しいし、かっちゃん全然悪くないけども!
「ん」
『え?なになに?』
「食いてえんだろ。さっさとオムライス寄越せや」
『いいの!?やったー!』
早速ラーメンを食べ始める。ラーメンもめっちゃ美味しい!ここの学食ヤバいな。クックヒーローって何?ってツッコミたくなるけども!
チラッと前を見ると、特段なんのリアクションもなく、かっちゃんがオムライスを食べている。
オムライスとかっちゃん似合わないけど、そこがなんか可愛いな。そのまま観察しているとバチッと目が合った。
「何見てんだ。オムライスの方が良くなったか?」
『いや、オムライス食べてるかっちゃんなんか可愛いなと思って』
「んだてめえ!馬鹿にしてんだろ!」
『し、してないよ!褒めてんじゃん!』
「褒めてねえだろバカ!」
「仲良いねえ〜隣座ってもいい?」
『どうぞ?』
「サンキューユウちゃん!」
『なんで名前知ってるんですか?』
「ちょっと待って、オレら認識すらされてないんだけど!」
「あーえっと、オレが切島でこいつが上鳴。一応オレらクラスメイトだから朝、緑谷がそうやって呼んでたの聞いてたんだよ」
『わー!ご、ごめんなさい!緊張してて全然周り見てなかった...』
「ハハッ朝から散々だったもんな。口にソース付いてるぞ?」
『嘘!?恥ずかしい...』
クラスメイトに誰ですか発言しちゃうし、口にソース付いてるし色々悲惨すぎるし恥ずかしい...
『気付いてたならかっちゃん教えてよお...』
「どうせ食ったらまた付くんだから、最後でいいだろ」
『今大恥かいたんですけど!』
「それは残念だったな」
「あれ?でもユウちゃん食ってんのラーメンじゃん。ソースの要素.....はっ!」
『ああ、私が頼んだのオムライスでさっきかっちゃんに交換してもらったから...最初からラーメン食べてればこんなことには...』
「そろそろラーメン返せや」
『あ、ごめんごめん』
「...さっき付き合ってないって聞いたけど、嘘だよな?」
「隠さなくていいんだよ!?」
『え、だって付き合ってないもん。ね、かっちゃん?』
「...ああ」
信じられないといった表情で固まる2人を見て疑問に思いながらオムライスを食べ始める。
「マジか...」
「じゃあ、ユウちゃん今度お茶でもどう?」
『え!奢ってくれるの?痛っ』
「何すぐに食いもんに釣られとんだ。なんぱだって気付けや」
『え〜されたことないから分かんないもん。てか頭めっちゃ痛かったんですけど!』
「お前が馬鹿だからだろ」
『それ今関係なくない!?』
「まあまあ、女子の頭殴るのは良くねえぞ爆豪」
「そうそう、女の子には優しくしないと」
『2人ともめっちゃ優しい...聞いたか?かっちゃん』
「あ゙!?」
『怖っ』
かっちゃん以外ヒーロー科男子は紳士的?