個性 : 九尾

明確には呪いであって個性とは少し違う。
親戚の家系が代々継いできたモノで、血縁者でないと譲渡できない。
呪いを譲渡された人間は最後は個性(呪い)に食われて死ぬ。
個性持ちよりも、無個性の方が食われるまでの猶予が長いとされているが、結局長生きはできない。
生存期間や死に方は呪いの元凶である狐の好みや気まぐれによるところが大きい。
ユウの事は結構気に入っている。





①身体強化
力やスピード、体力など全体的に身体能力が向上する。

陣地作成の空間では更に大幅アップ。

②狐火
手のひらから火の玉を生成できる。移動や消すタイミング、火力など自由に操ることが可能。
上を歩いたり踏み台にすることが出来るが1度衝撃を受けると火が消えてしまうので常1箇所に留まることは出来ない。
複数個同時に操り、壁を作ったり、ある程度自由に形を作ったりもできるが、集中力と体力が必要。
火力はイメージの影響が大きく、イメージが鮮明なほどその炎に近付けさせることが出来る。
単体での威力はそこそこだが炎や爆破と合わせるとかなりの威力になる。

陣地作成の空間では簡単に量や威力の高い火を生成することが出来る。大きさや標準的な火力も上がる。

③変身
肌に触れた対象に変身できる。触れていた時間が変身できる時間に比例する。
個性のばしにより、現在は触れた時間プラス10秒くらい変身を維持できる。
個性は使えないが、体質は引き継がれる。

陣地作成の空間では触れた時間に関係なく、変身を維持できる。使い方を覚える必要があるが、1度のみ変身対象の個性を使用できる。ただし1度使うと変身が強制的に解け、5分はその人物に変身出来なくなる。

④空間操作
見た対象物と自分の場所を入れ替える。
入れ替われるものは自分の体重±30キロの物のみ。連続で同じ物と入れ替わる事は出来ず、1度入れ替わった物と再び入れ替わるには5分必要。
対象物を正確に捉え、イメージする必要があるため、初めて見るもの、動きが早い物や距離があるほど難しい。
全体像が掴めていないと入れ替われない。
見慣れている物や人を対象物にするのはイメージがしやすいため、スピードや距離があっても割と容易い。

陣地作成の空間では重さや5分の時間制限関係なく、使うことが出来る。

⑤陣地作成
髪や唾液、血液など自分の遺伝子情報が含まれるものを数箇所に設置することによって、自分の能力を飛躍的に上げられる空間を作れる。
遺伝子情報が多いものを使用、設置箇所が多いほど威力が上がる。
空間が広い程作成、維持するのに体に負荷がかかる。
空間の場所は、自分にのみ、五芒星のマークが見える。自分が見せたいと思った相手にマークが見えるようにすることも可能。

⑥吸収
攻撃や他人の受けたダメージを吸収する。
蓄積後、時間経過に伴い、手の甲にできる桜の印が徐々に消えていき、3時間すると蓄積が0に戻る。
吸収できる量には限度があり、量に応じて技使用時に周囲に舞う桜の花びら、手の甲にできる桜の印の色が変わる。無色から赤に変わっていき、赤色に近い程限度が近い。
限度を超えると吸収したダメージを自分が受けることになる。