Jigsaw puzzle《完結》
俺にも変化…と言うか、
色々あった。
その一つが…━━
「すみません会長。俺、生徒会辞めます」
生徒会役員を辞任することだった。
「あらあら~」
「なにぃいーっ?!!どういう事だ!アスラン・ザラ!!」
クライン会長とジュール副会長は正反対の、しかし予想通りの反応を返してくれた。
「いま言った言葉の通りです、ジュール副会長。俺、今日限りで役員を辞めさせて頂きます」
にっこりと笑顔での辞任にジュール副会長の眉間の皺が増えていくのが分かった。
「貴ッ様ああー!!生徒会を舐めているのかッ?!!!」
「…そうなのかもしれません」
「なぁッ?!」
あっさり肯定したことに副会長、イザーク・ジュールは思わず言葉を失っていた。
その事に罪悪感を感じなかった訳ではない。今日辞めるなど急過ぎると自分でも分かっている。
「理由をお聞きしても?」
会長が穏やかな顔で俺と向き合う。
「簡潔に言えば、俺には合わないと分かったからです」
「…合わないとは?お前は他の奴らとも問題を起こしたこともない。仕事もよくやって━━」
「無理、してたんですよ」
「……無理?」
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