シスコン☆ブラコン《完結》
そして落選したイザークのお決まりの癇癪…。
アスランのお陰(?)でイザークの癇癪にも耐性が出来た俺は、新たに宥めることを覚えた。
そんな新生徒会が動き出して、俺のイザークとの付き合いにも余裕が出来始めたとき、アスランがいきなり俺達にとんでもないことを言ってきた。
「イザーク、ディアッカ。お前たち副会長と書記をやれ」
「……はぁっ!?」
「貴様…頭は確かか?」
イザークの言葉に今回は俺も同意だった。
でも、アスランは
「先生には話はしておいた。今日の放課後から頼む」
「なっ!?今日だと?!」
「アスラン、お前マジで言ってんの…?」
「マジだ、じゃあ頼んだぞ」
言いたいことだけを言って生徒会長様は、さっさと教室から出ていった。
取り残された俺達も教室にいてそれを聞いていたクラスの奴らも皆ぽかーんとしている。
今アスランが言ったことがあまりにも唐突過ぎて誰も言葉が出なかった。
当然の反応だろう。
俺だってそうだ。
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「全く!何を考えているんだ、アイツは…」
「同感…」
ともかく俺達は放課後に生徒会室を訪ねてみることにした。
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