好きって伝えてしまった
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レザー
「好き。好きなの……」
なまえの言葉の意味がレザーには理解できなかった。
ともだち、それとは違うとなまえは言った。
好きというのは友達ではないのか。
他に適応する答えを知らないレザーはどうすればいいかもよくわからなかった。
そんな彼の様子になまえの顔がだんだんと暗く沈んでいく。
やがて泣き出しそうなどこか諦めたような悲しそうな顔をしてなまえは忘れてと言った。
レザーは会話が苦手だ。
言葉は難しい。
けれどなまえに伝えたい。
だから、彼は手をひいた。
彼女の笑顔が見たい。
ただそれだけの思いでレザーは行動した。
手をひいて、抱き寄せるとなまえは以前笑ってくれた。
だから、レザーはまたなまえを抱きしめる。
その行為の意味を知らぬままレザーは腕の中でおとなしくしているなまえの頭をそっと撫でた。