お蔵入り、なれど合格圏
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私がたまたま道を歩いていると、道の向こうから農夫が一人走ってくるのが見えた。
農夫もまたこちらに気付き、慌てて駆け寄ってくる。
「た、助けてください!! オラ達の村が~~!」
泣きながら走り寄ってきたその農夫の様子は明らかに只事ではない。
だから私は彼に話を聞くことにした。
「村が……どうかしたのか?」
「きょ、巨大な海乱鬼が……オラ達が一生懸命にこさえた米を……稲のまま吸い込んでるんだ!!」
「す、すいこむ……?」
食べているわけでもなく吸い込んでいる。
それは一体どう言うことなんだ。
ていうか、脱穀せずに吸い込むとは…‥お腹を壊したりしないのか??
よく噛んだほうがいい。
「巫女様~どうか、オラ達の畑をお守りくだせえ~~!」
そうやって、農夫が私に縋り付いてくるので、もちろん手を貸すことにした。
それが巫女として当然のことだよね。
彼女だってそうする……はず。
たぶん。
「うむ、まかせておけ。妾が汝らに手を貸そう」
それが私とあの古の海乱鬼とのはじめての顔合わせだった。