通常労働への派遣
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注意
・無断労働への誘いの続き
・勝手にピンばあやを超長生き仙人にしてます
・鍾離出ません
「なまえ~! さ、探したぞ……」
璃月港中を周って疲れたパイモンがなまえと再会した時、彼女はすでに旅支度を整えた後だった。
冒険するぞと言わんばかりの軽そうなリュックを背負い、手には槍を持ち彼女の表情はやる気に満ちていた。
へろへろと疲れを見せるパイモンの姿に驚いたなまえは慌ててパイモンのそばに近づいた。
「どうしたの? 大丈夫? お水飲む?」
「……なまえは案外速いんだな」
なまえから水を受け取ったパイモンは璃月港内で見つけることができてよかったと安堵から気が抜けた。
水を飲み、なまえからもらったモラミートを食べ終わって元気になったパイモン。
ようやく美味しいものを食べられて、ほくほく顔のパイモンの後ろから空の姿が見えた。
先行するパイモンを見失ってしまった空はなまえを探しながらも、パイモンも探さなくてはならなくなった。
そのため疲れは倍増して、しばらくして2人の前に現れた時は息を切らしてないとはいえ、彼もまた疲れた顔をしていた。
「……見つかって良かった」
「空くん……、ごめんなさい。まさか探してくれているなんて思わなくて」
息を整えた後に空はなまえに話しかけた。
「なまえさんがひとりで郊外に出るのが心配だから俺たちもついて行こうって話になって……」
「そうだぞ! なまえに何かあったら鍾離が怖そうだし……」
以前、塩の魔神の遺跡に入ったときに見た鍾離の姿はパイモンには忘れられない。
ファデュイだった自称考古学者と塩の魔神の信奉者であったあの女性を追い詰めたのは仕方ないとはいえ、パイモンにはトラウマ並みに恐ろしいことだった。
「えっ、旦那様……? えっと、うん、まあ……怒ったら怖いひとではあるけれど、理由もなく怒るひとではないから大丈夫だよ?」
「いやいや。オイラたちついていくぞ! 冒険者協会の依頼も郊外だしな!」
そんなことを知らないなまえは遠慮がちに遠回しに断る態度を見せた。
それに空は気づいたが彼はなまえの安全のためにもついて行ったほうが良いと思ったために知らないふりをしていた。
「それにオイラたち良い匣を持っているんだ!」
「はこ?」
「なあ、空! 見せてやれよ!!」
パイモンの突然の発言に興味深そうに目を輝かせながら見てくるなまえの期待を受けて、その箱の所有者である空をけしかけた。
「? 何を?」
「あれだよ、ピンばあやにもらったあの匣!」
だが空にはパイモンの意図は残念ながら通じていなかった。
彼は箱を複数所持していたからだ。
空の態度にパイモンはもどかしさを隠すことはなく空を急かす。
「ピンばあや?」
「あれ? 知らないのか? ばあやも仙人だって聞いたけど……えっと、ほら玉京台のところにいる……」
「あ、もしかしてあの長い階段の先にいる彼女のことかな……?」
パイモンの言葉になまえはこの間、鍾離と共に会いに行ったひとりの友人のことを思い出していた。
玉京台と呼ばれる場所に行くために昇った長い階段の途中で息を切らし、へたりこんだのは記憶に新しい。
小さな子に抜かされながら、鍾離の手も借りて息も絶え絶えに昇り終えたのだった。
その先にいた彼女にお茶を淹れてもらい、話をした。
変わらず元気そうで安心したのをよく覚えている。
「彼女のことなら知っているわ。というかこの間旦那様と会いに行ってきたばかり……。それで、そのはこ?がどうかしたの?」
「おう、この匣はすごいんだぞ! オイラたちは種を目当てにこの匣を使ってるんだけど、……えっと、」
「花の鮮度を保持することもできるんだ」
言葉の詰まったパイモンの言いたかったことを空は代弁した。
そんな彼の助け舟に感謝しながらまたパイモンは説明を続ける。
「そう! だから、璃月港に戻るまでこの匣に入れたら良いと思ったんだ」
しなびた花よりも新鮮なもののほうがいいはずだ。
パイモンはそう言いながらだから一緒に行こうぜとなまえをまた誘った。
「でも、私ばかり良くしてもらうのはいけないよ。旦那様に怒られちゃう」
「え? なんでだ?」
「契約の神だからじゃないの?」
契約の神であるモラクスは物事を公平に見るために契約を行なっていた。
そのため不公平を嫌う。
それは彼の本質でもあるのだから神の座を降りたとしても彼が契約を重視するのは変わりのないことである。
それをパイモンに伝えると納得したように頷いた。
「あ、なるほど……そっか」
「それなら、俺たちも手伝って欲しいことがあるんだけど」
そう言って空はなまえにひとつの条件を提示した。
「それって……! 冒険者協会の依頼ってやつね!」
「おう! 冒険者協会も毎日いろんな依頼がひっきりなしにくるからな! オイラたちのような頼りになる冒険者は引っ張りだこなんだぞ!」
「すごい! それほど強くないかもしれないけど私も戦えるからパイモンちゃんと空くんの力になれるといいな!」
頑張るね!と言いながらなまえは空のクエスト消化の手伝いを快く請け負った。
ようやくなまえが一緒に行くことに了承してもらって空達はほっと息を吐いた。
空がいるならなまえの無事は保証されたものだとパイモンは安心して心の余裕ができたおかげでふとなまえが持っていた槍が気になった。
「なまえの武器は鍾離と同じなのか?」
「えっ……、これ? たまたま置いてあったから借りただけで他の武器も使えるよ。自分の武器はなくしちゃったから、内緒で借りてきちゃった」
パイモンはなまえが手にしていた何処かで見たような槍を見てそう呟いた。
しかし、その答えになまえはあっさりと鍾離のものであると白状し、さらに自分の武器は失くしたと恥ずかしそうに笑っていた。
勝手に持ってきたから後で旦那様に怒られちゃうかも、と言いながらなまえはえへへと笑った。
設定とあとがき
・無断労働への誘いの続き
・勝手にピンばあやを超長生き仙人にしてます
・鍾離出ません
「なまえ~! さ、探したぞ……」
璃月港中を周って疲れたパイモンがなまえと再会した時、彼女はすでに旅支度を整えた後だった。
冒険するぞと言わんばかりの軽そうなリュックを背負い、手には槍を持ち彼女の表情はやる気に満ちていた。
へろへろと疲れを見せるパイモンの姿に驚いたなまえは慌ててパイモンのそばに近づいた。
「どうしたの? 大丈夫? お水飲む?」
「……なまえは案外速いんだな」
なまえから水を受け取ったパイモンは璃月港内で見つけることができてよかったと安堵から気が抜けた。
水を飲み、なまえからもらったモラミートを食べ終わって元気になったパイモン。
ようやく美味しいものを食べられて、ほくほく顔のパイモンの後ろから空の姿が見えた。
先行するパイモンを見失ってしまった空はなまえを探しながらも、パイモンも探さなくてはならなくなった。
そのため疲れは倍増して、しばらくして2人の前に現れた時は息を切らしてないとはいえ、彼もまた疲れた顔をしていた。
「……見つかって良かった」
「空くん……、ごめんなさい。まさか探してくれているなんて思わなくて」
息を整えた後に空はなまえに話しかけた。
「なまえさんがひとりで郊外に出るのが心配だから俺たちもついて行こうって話になって……」
「そうだぞ! なまえに何かあったら鍾離が怖そうだし……」
以前、塩の魔神の遺跡に入ったときに見た鍾離の姿はパイモンには忘れられない。
ファデュイだった自称考古学者と塩の魔神の信奉者であったあの女性を追い詰めたのは仕方ないとはいえ、パイモンにはトラウマ並みに恐ろしいことだった。
「えっ、旦那様……? えっと、うん、まあ……怒ったら怖いひとではあるけれど、理由もなく怒るひとではないから大丈夫だよ?」
「いやいや。オイラたちついていくぞ! 冒険者協会の依頼も郊外だしな!」
そんなことを知らないなまえは遠慮がちに遠回しに断る態度を見せた。
それに空は気づいたが彼はなまえの安全のためにもついて行ったほうが良いと思ったために知らないふりをしていた。
「それにオイラたち良い匣を持っているんだ!」
「はこ?」
「なあ、空! 見せてやれよ!!」
パイモンの突然の発言に興味深そうに目を輝かせながら見てくるなまえの期待を受けて、その箱の所有者である空をけしかけた。
「? 何を?」
「あれだよ、ピンばあやにもらったあの匣!」
だが空にはパイモンの意図は残念ながら通じていなかった。
彼は箱を複数所持していたからだ。
空の態度にパイモンはもどかしさを隠すことはなく空を急かす。
「ピンばあや?」
「あれ? 知らないのか? ばあやも仙人だって聞いたけど……えっと、ほら玉京台のところにいる……」
「あ、もしかしてあの長い階段の先にいる彼女のことかな……?」
パイモンの言葉になまえはこの間、鍾離と共に会いに行ったひとりの友人のことを思い出していた。
玉京台と呼ばれる場所に行くために昇った長い階段の途中で息を切らし、へたりこんだのは記憶に新しい。
小さな子に抜かされながら、鍾離の手も借りて息も絶え絶えに昇り終えたのだった。
その先にいた彼女にお茶を淹れてもらい、話をした。
変わらず元気そうで安心したのをよく覚えている。
「彼女のことなら知っているわ。というかこの間旦那様と会いに行ってきたばかり……。それで、そのはこ?がどうかしたの?」
「おう、この匣はすごいんだぞ! オイラたちは種を目当てにこの匣を使ってるんだけど、……えっと、」
「花の鮮度を保持することもできるんだ」
言葉の詰まったパイモンの言いたかったことを空は代弁した。
そんな彼の助け舟に感謝しながらまたパイモンは説明を続ける。
「そう! だから、璃月港に戻るまでこの匣に入れたら良いと思ったんだ」
しなびた花よりも新鮮なもののほうがいいはずだ。
パイモンはそう言いながらだから一緒に行こうぜとなまえをまた誘った。
「でも、私ばかり良くしてもらうのはいけないよ。旦那様に怒られちゃう」
「え? なんでだ?」
「契約の神だからじゃないの?」
契約の神であるモラクスは物事を公平に見るために契約を行なっていた。
そのため不公平を嫌う。
それは彼の本質でもあるのだから神の座を降りたとしても彼が契約を重視するのは変わりのないことである。
それをパイモンに伝えると納得したように頷いた。
「あ、なるほど……そっか」
「それなら、俺たちも手伝って欲しいことがあるんだけど」
そう言って空はなまえにひとつの条件を提示した。
「それって……! 冒険者協会の依頼ってやつね!」
「おう! 冒険者協会も毎日いろんな依頼がひっきりなしにくるからな! オイラたちのような頼りになる冒険者は引っ張りだこなんだぞ!」
「すごい! それほど強くないかもしれないけど私も戦えるからパイモンちゃんと空くんの力になれるといいな!」
頑張るね!と言いながらなまえは空のクエスト消化の手伝いを快く請け負った。
ようやくなまえが一緒に行くことに了承してもらって空達はほっと息を吐いた。
空がいるならなまえの無事は保証されたものだとパイモンは安心して心の余裕ができたおかげでふとなまえが持っていた槍が気になった。
「なまえの武器は鍾離と同じなのか?」
「えっ……、これ? たまたま置いてあったから借りただけで他の武器も使えるよ。自分の武器はなくしちゃったから、内緒で借りてきちゃった」
パイモンはなまえが手にしていた何処かで見たような槍を見てそう呟いた。
しかし、その答えになまえはあっさりと鍾離のものであると白状し、さらに自分の武器は失くしたと恥ずかしそうに笑っていた。
勝手に持ってきたから後で旦那様に怒られちゃうかも、と言いながらなまえはえへへと笑った。
設定とあとがき