誇りのない試練
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
しばらく休んでいると、空とパイモンが戻ってきた。彼らはバーバラから得た情報をなまえ達に話してくれた。「失われた七天神像」と「暴君の遺恨」の話。そして、ロサリアから聞いた奔狼領にあらわれたアビス教団。西風騎士団も警戒に当たっているという。
「『汚れた逆さ神像』と関係があるのかもしれない。俺たちもそこに向かおう」
その話を聞いてダインスレイヴは次なる進路を奔狼領に定めたようだ。彼の意見になまえも空も頷いた。しかしパイモンだけは不思議そうな顔をする。
「でも、アビス教団は奔狼領で何がしたいんだ? まさかトワリンの時みたいなことを?」
「いや。それはない」
パイモンの動揺を沈めたのはダインスレイヴだった。彼はパイモンの疑問にあっさりと否定の言葉を紡ぎ、さらにその理由まで説明してくれる。魔神オセルとは違い、奔狼領を守る主はすでに肉体がなく、魔神の残魂であるからだと。なまえ達が調べたアビスの計画に必要だったのは魔神の体である。だから、腐食のような現象を起こすつもりはないだろうとダインスレイヴはパイモンに教える。
「アビスの使徒がその残魂を標的にしたのは、風神の眷属から情報を聞き出そうとしているだけかもしれない」
ダインスレイヴはそう推理した。なまえも彼と同じように思っていた。ダインスレイヴの言葉に納得したパイモンはなまえに近づいて彼女の周りをまわった。
「なまえ! 休めたか?」
「うん。ありがとう、おかげで元気になったよ」
「……顔色良くなったね」
「うん。皆のおかげ。休ませてくれてありがとう、空。パイモンも、心配かけてごめんね」
「元気になったみたいでよかったぞ! じゃあ、次は奔狼領だな!」
大聖堂に行く前よりも明らかに血色の良くなったなまえにパイモンも空も安堵した。2人の表情の変化になまえも嬉しくなった。けれど、それがダインスレイヴに話を聞いてもらったことの精神的負担の軽減によるものが大きいとは言えなかった。