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超高校級の幸運が前世持ちの凡人と予備学科の生徒と超高校級の希望を引き寄せた理由
狛枝凪斗に成り代わる日向創の幼馴染
緋色は転生者で、ダンガンロンパをプレイしていた前世の記憶を持っていた。だからこそ日向のプロジェクト参加を阻止して絶望的未来を変えようと行動をする。しかしそれは希望ヶ峰学園の予備学科にすら入学できない時点で詰んでいた。
緋色は前世の記憶があるだけの凡人。なりふり構わずプロジェクトに手を伸ばす日向とでは覚悟が足りなかった。
前世の記憶があるだけの凡人なりに、世界規模の絶望的災害に抗った。記憶に残っていた学園で日向に再び会えるチャンスを待っていた。日向に会えたら、苗木に会えるだろうか、とか呑気に構えていたら暴徒に襲われて死に掛けてしまう。
しかし幸運にもカムクラさんが登場。ここで人生の運を全て使い切ったと確信した。
「久しぶり、日向くん」
「僕が、日向ですか」
「日向くんだよ。幼馴染の私が日向くんのこと間違えるはずないよ。あはは、ずっと会いたかったから本当に困ったな、嬉しすぎて死んじゃいそう」
「そのままだと死ぬでしょうね」
「参ったねぇ…七海さんの二番煎じみたいじゃん。もう少し生き残って日向くんと修学旅行に行きたかったんだけど、今世はここで退場かぁ…前世よりつまらなくない人生になったかな」
「貴方はここで死ぬのに、何を知ってるんですか」
「なにって、日向くんが新世界プログラムのジャバウォック島で77期生とコロシアイ修学旅行をすること…とか…?」
「根拠は、前世ですか」
「うん。ラノベにあったゲーム世界に転生して、みんなを救済するやつ割と読んでたからさ。日向くんと幼馴染になれたから、私にも何か変えれるんじゃないかって思って。みんなのこと、この世界のこと、なにが起きるか他の人より知ってたのに…なんにも変えられなかった。今さらだけど、ただの凡人が超高校級のみんなを助けになろうなんて烏滸がましすぎだったね…」
緋色の視界は暗転する。
珍しい凡人に会えたからか、カムクラは気まぐれに緋色のAIを創った。緋色のことについて知る限りのことを詰め込んで。
新世界プログラムの中に江ノ島と同時にそれを紛れ込ませた。でも江ノ島がモノクマになったようには具現化はせず、誰にも興味を持たれず、電子の海を彷徨っていた。そんな時、幸か不幸か、狛枝のアバターが意識を失う機会ができる。そのアバターに緋色AIが流れ着き、そのままアバターを乗っ取ってしまった。ちなみにこの状態のまま卒業すると狛枝の身体に緋色AIが上書きされることになる。
元いた狛枝はアバターからアバターの影に変化して意識を保ち狛枝のアバター付近を漂っていた。つまり緋色の背後霊っぽく側から離れられずに存在している。幸か不幸か、しっかり調べないと誰も狛枝の存在は認知できない。
緋色は乗っ取る前の狛枝がどこに行ったのか知らないが、卒業したら絶対まずいと予想しているため、狛枝を嫌々探している。
▷
「んう…えぇ、はぁ?」
なんか自分の声おかしいし、動けないし身体も頭も痛いし…よく周りを確認してみると自分は現在、薄暗い広間に寝転がって、手足が頑丈そうなもので縛られていた。誘拐された、とか?でも、何の心当たりもない…そこまで考えて目を覚ます前何してたかを一つも思い出せないことに気づく。まるで、はじめから何もなかったようだ。
「狛枝、入るわね」
幸か不幸か、丁度誰かが大きい扉を開けて入ってくる。少し気の強そうな女の子の声だ。どこかで聞いたことある声に視線を向けると、これまた見覚えのある女の子が立っていた。
小泉さん…?
心の中で呟いたつもりだったが何かに反応したようにため息を吐かれる。
「災難だったわね。でも自業自得よ。そんな目であたしを見たってご飯持ってくるくらいしかしないからね」
「は、はぁ…」
「もしかして、狛枝。体調悪いの?」
「え、いや…たぶん、大丈夫です…?」
「多分ってあんた、自分のことくらい男子なんだからはっきり言いなさいよ」
「あ、すみません。で、では、ずっと寝転がってたから全身痛いのと頭がタンコブっぽいのができてて痛いの以外は快調です」
「え、なにその敬語…反省でもしたの?」
「反省もなにも、初対面で、は」
「冗談やめてよ頭打って記憶喪失にでもなったの?」
「え、へへへ…この状況がちょっとよくわからなくて…あ、小泉さん。ご飯持ってるの重いですよね。置いてって大丈夫ですよ」
「別に重くないけど、ま。そうするわね」
狛枝凪斗に成り代わる日向創の幼馴染
緋色は転生者で、ダンガンロンパをプレイしていた前世の記憶を持っていた。だからこそ日向のプロジェクト参加を阻止して絶望的未来を変えようと行動をする。しかしそれは希望ヶ峰学園の予備学科にすら入学できない時点で詰んでいた。
緋色は前世の記憶があるだけの凡人。なりふり構わずプロジェクトに手を伸ばす日向とでは覚悟が足りなかった。
前世の記憶があるだけの凡人なりに、世界規模の絶望的災害に抗った。記憶に残っていた学園で日向に再び会えるチャンスを待っていた。日向に会えたら、苗木に会えるだろうか、とか呑気に構えていたら暴徒に襲われて死に掛けてしまう。
しかし幸運にもカムクラさんが登場。ここで人生の運を全て使い切ったと確信した。
「久しぶり、日向くん」
「僕が、日向ですか」
「日向くんだよ。幼馴染の私が日向くんのこと間違えるはずないよ。あはは、ずっと会いたかったから本当に困ったな、嬉しすぎて死んじゃいそう」
「そのままだと死ぬでしょうね」
「参ったねぇ…七海さんの二番煎じみたいじゃん。もう少し生き残って日向くんと修学旅行に行きたかったんだけど、今世はここで退場かぁ…前世よりつまらなくない人生になったかな」
「貴方はここで死ぬのに、何を知ってるんですか」
「なにって、日向くんが新世界プログラムのジャバウォック島で77期生とコロシアイ修学旅行をすること…とか…?」
「根拠は、前世ですか」
「うん。ラノベにあったゲーム世界に転生して、みんなを救済するやつ割と読んでたからさ。日向くんと幼馴染になれたから、私にも何か変えれるんじゃないかって思って。みんなのこと、この世界のこと、なにが起きるか他の人より知ってたのに…なんにも変えられなかった。今さらだけど、ただの凡人が超高校級のみんなを助けになろうなんて烏滸がましすぎだったね…」
緋色の視界は暗転する。
珍しい凡人に会えたからか、カムクラは気まぐれに緋色のAIを創った。緋色のことについて知る限りのことを詰め込んで。
新世界プログラムの中に江ノ島と同時にそれを紛れ込ませた。でも江ノ島がモノクマになったようには具現化はせず、誰にも興味を持たれず、電子の海を彷徨っていた。そんな時、幸か不幸か、狛枝のアバターが意識を失う機会ができる。そのアバターに緋色AIが流れ着き、そのままアバターを乗っ取ってしまった。ちなみにこの状態のまま卒業すると狛枝の身体に緋色AIが上書きされることになる。
元いた狛枝はアバターからアバターの影に変化して意識を保ち狛枝のアバター付近を漂っていた。つまり緋色の背後霊っぽく側から離れられずに存在している。幸か不幸か、しっかり調べないと誰も狛枝の存在は認知できない。
緋色は乗っ取る前の狛枝がどこに行ったのか知らないが、卒業したら絶対まずいと予想しているため、狛枝を嫌々探している。
▷
「んう…えぇ、はぁ?」
なんか自分の声おかしいし、動けないし身体も頭も痛いし…よく周りを確認してみると自分は現在、薄暗い広間に寝転がって、手足が頑丈そうなもので縛られていた。誘拐された、とか?でも、何の心当たりもない…そこまで考えて目を覚ます前何してたかを一つも思い出せないことに気づく。まるで、はじめから何もなかったようだ。
「狛枝、入るわね」
幸か不幸か、丁度誰かが大きい扉を開けて入ってくる。少し気の強そうな女の子の声だ。どこかで聞いたことある声に視線を向けると、これまた見覚えのある女の子が立っていた。
小泉さん…?
心の中で呟いたつもりだったが何かに反応したようにため息を吐かれる。
「災難だったわね。でも自業自得よ。そんな目であたしを見たってご飯持ってくるくらいしかしないからね」
「は、はぁ…」
「もしかして、狛枝。体調悪いの?」
「え、いや…たぶん、大丈夫です…?」
「多分ってあんた、自分のことくらい男子なんだからはっきり言いなさいよ」
「あ、すみません。で、では、ずっと寝転がってたから全身痛いのと頭がタンコブっぽいのができてて痛いの以外は快調です」
「え、なにその敬語…反省でもしたの?」
「反省もなにも、初対面で、は」
「冗談やめてよ頭打って記憶喪失にでもなったの?」
「え、へへへ…この状況がちょっとよくわからなくて…あ、小泉さん。ご飯持ってるの重いですよね。置いてって大丈夫ですよ」
「別に重くないけど、ま。そうするわね」