成り代わり主の死に方
成り代わり夢主の元の名前
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「先生…いや、爺さん。今までお世話になりました。俺は鬼殺隊になるのを辞めるのでここから出ていくことをお許しください」
ぎょっとしている二人に追って説明する。
「今日爺さんは善逸を連れてきましたね。食い扶持が減る方がこれから先の生活が楽になりますし、稽古も一対一でじっくり教えることができて損はないでしょう。俺がここにいたのは鬼に対抗できる力が欲しかっただけで何の拘りもありませんでした。しかし先ほど休んで冷静になり気がついたんです。自分は鬼殺隊にはなりたく無かったと。爺さんが俺に掛けてくれた時間を裏切ってしまう形になることを申し訳なく思います。俺は何が何でも鬼殺隊にはなりたくないのです。どうか、今日をもって家を出ることをお許しください」
爺さんには大馬鹿者と怒鳴られ、善逸にはよく分からんが泣き縋られ家出を止められた。どうしても出て行きたいならせめて弟弟子が最終選別に行くまで居てくれと言われた。自分が鬼殺隊に入らずに済むなら、あとのことは割とどうでもいい。現状維持なら少なくとも死なないで済む。
しかし、俺は家事全般と弟弟子の相手をするだけで、ここにいられる形になったがいいのか?外に仕事しに行くのも許すなんて。爺さんが良いというなら俺はそれに従うが。
眠る前に改まって善逸から意味不明な謝罪をされた。俺としては善逸が今日この家に来てくれたおかげで心置きなくこの家から立ち去れて、爺さんが後継を誰にしようか悩まずに済むと思ってたんだが。参った、善逸が善逸すぎて俺には意思疎通ができそうにないなぁ。これからストレス値マッハで上がりそうだけど一年だし頑張ろう。
そう思っていたら一年後、流れ流れて俺は善逸と共に最終選別を受ける羽目になっていた。
ぎょっとしている二人に追って説明する。
「今日爺さんは善逸を連れてきましたね。食い扶持が減る方がこれから先の生活が楽になりますし、稽古も一対一でじっくり教えることができて損はないでしょう。俺がここにいたのは鬼に対抗できる力が欲しかっただけで何の拘りもありませんでした。しかし先ほど休んで冷静になり気がついたんです。自分は鬼殺隊にはなりたく無かったと。爺さんが俺に掛けてくれた時間を裏切ってしまう形になることを申し訳なく思います。俺は何が何でも鬼殺隊にはなりたくないのです。どうか、今日をもって家を出ることをお許しください」
爺さんには大馬鹿者と怒鳴られ、善逸にはよく分からんが泣き縋られ家出を止められた。どうしても出て行きたいならせめて弟弟子が最終選別に行くまで居てくれと言われた。自分が鬼殺隊に入らずに済むなら、あとのことは割とどうでもいい。現状維持なら少なくとも死なないで済む。
しかし、俺は家事全般と弟弟子の相手をするだけで、ここにいられる形になったがいいのか?外に仕事しに行くのも許すなんて。爺さんが良いというなら俺はそれに従うが。
眠る前に改まって善逸から意味不明な謝罪をされた。俺としては善逸が今日この家に来てくれたおかげで心置きなくこの家から立ち去れて、爺さんが後継を誰にしようか悩まずに済むと思ってたんだが。参った、善逸が善逸すぎて俺には意思疎通ができそうにないなぁ。これからストレス値マッハで上がりそうだけど一年だし頑張ろう。
そう思っていたら一年後、流れ流れて俺は善逸と共に最終選別を受ける羽目になっていた。