You dream & I dream
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「・・・ねぇエース」
暗い声でアイカは口を開く。
アイカの方を向くエース。
「じゃ・・・お別れだね」
「・・・そうだな」
当たり前だったあなたの温もりを失くして初めて気づいた。
エースの存在がこんなに大きかったこと。
「お互い、辛くなったらあの日の俺等を思い出そう。喧嘩しては許しあって何度も笑いあえたあの日を」
「うん・・・・!」
涙があなたをさえぎる前に、せめて・・・。
笑顔で・・・。
「またね」
「ああ。じゃ俺・・・行くわ。またな」
「またいつか」
背を向けエースは歩き出した。
記憶のカケラを拾い集めてもエースの居ない日はなかった。
溢れだす涙。
あなたはもう見えない。
心の中で思う。
ーエース、ありがとうー
そして私も歩き出した。