暇だな・・・。

１人取り残され戦闘員だったら良かったと思った。

そしたらみんなの役に立てるのに。

部屋の外では金属の音、海賊達の声。

しばらくしてアイカは不思議に思う。

いつもならもうそろそろ帰って来ても良い頃なのに。

心配になったアイカは部屋のドアを少し開け様子を見た。

すると思わぬ光景が見えた。

仲間がかなりの血を流し、勝っているようだが相手もかなりの強敵だ。

嘘・・・！？

アイカは驚いている。

赤髪海賊団がここまで苦戦してるなんて。

そしてアイカはとんでもないものを見た。

「シャンクス危ない！！」

大男がシャンクスに向かって剣を振り下ろそうとしていた。

シャンクスが後ろを振り向いた時にはもう遅い。

この男に殺られると思った。

観念し目を閉じた。


ザク・・・！


切られる音はするのに中々痛みがやってこない。

不思議に思い目を開けた。

「アイカ！！」

シャンクスの目の前にいたのはアイカだった。

シャンクスを庇ってアイカは切られた。

「アイカー！！大丈夫か！？アイカ！！」

「・・・・・」

シャンクスは覇気を出し大男の方を睨みつけ男が怯んでるうちに剣で切り殺した。

自分の女が切られた悲しみを男にぶつけた。

心配させまいとアイカが無理をして笑ってるのがわかる。

仲間達にその場をまかせた。

「怪我の手当しに行くぞ！！」

そう言ってアイカを持ち上げた瞬間。

それだけならまだマシだった。