異変
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すると副船長がいた。
「アイカの具合はどうだ?」
「ああ、風邪だ。熱は高いが安静にしてれば治るらしい」
「そうか」
病症を聞き安心し歩き出そうとした。
「なぁ」
その声で止められた。
「なんだ?」
「・・・悔しい」
「・・・・・」
「なんでいつもお前なんだ?」
「何の事だ?」
「今日だってアイカの異変に気付いたのはお前だった。本当は俺が先に気付くべきだ」
「・・・・・勘違いするな。ただ偶然会った時に気付いただけだ」
「好きなんだろう?アイカの事」
「あんたの女を取ろうとは思わん。仲間だから気付いただけだ」
そう言い歩き出した。
数日後。
アイカは風邪もすっかり治り船医や料理長にお礼を言い周っていた。
船医は看病などしてくれて料理長には風邪のためのご飯など別で用意してくれたからだ。
そしてもう1人。
副船長にもお礼を言いたく探していた。
少し歩いていると副船長の後ろ姿が見えた。
「副船長ー!」
少し大きな声で叫ぶと振り返った。
そして相手からも歩み寄ってくれた。
「風邪は治ったのか?」
「はい。この通りピンピンです!」
笑顔で答える。
「そうか」
「それとありがとうございました」
「ん?俺は何にもしてないぞ?」
「ううん。体調悪いことに気付いてくれてシャンクスに伝えてくれた」
「・・・それしかしてないぞ」
「それだけで十分すぎます。むしろそれが大事なんだと思います」
「仲間の異変に気付くのも俺の仕事だろ?」
「あははは!それは副船長としての仕事なんですか?面白いこと言いますね!とにかくありがとうございました!」
そう言い去って行く。
1人取り残された副船長。
「面白いこと・・・か。アイカにとって俺はその程度・・・か。俺は・・・」
そこまで独り言を言いかけた時、次の言葉を飲み込んだ。
口に出したら思いを本人に告げそうになった。
気を取り直し副船長も仕事に向かった。
ー俺は好きな女の異変ならすぐ気づくことが出来るー と。
Fin・・・。
「アイカの具合はどうだ?」
「ああ、風邪だ。熱は高いが安静にしてれば治るらしい」
「そうか」
病症を聞き安心し歩き出そうとした。
「なぁ」
その声で止められた。
「なんだ?」
「・・・悔しい」
「・・・・・」
「なんでいつもお前なんだ?」
「何の事だ?」
「今日だってアイカの異変に気付いたのはお前だった。本当は俺が先に気付くべきだ」
「・・・・・勘違いするな。ただ偶然会った時に気付いただけだ」
「好きなんだろう?アイカの事」
「あんたの女を取ろうとは思わん。仲間だから気付いただけだ」
そう言い歩き出した。
数日後。
アイカは風邪もすっかり治り船医や料理長にお礼を言い周っていた。
船医は看病などしてくれて料理長には風邪のためのご飯など別で用意してくれたからだ。
そしてもう1人。
副船長にもお礼を言いたく探していた。
少し歩いていると副船長の後ろ姿が見えた。
「副船長ー!」
少し大きな声で叫ぶと振り返った。
そして相手からも歩み寄ってくれた。
「風邪は治ったのか?」
「はい。この通りピンピンです!」
笑顔で答える。
「そうか」
「それとありがとうございました」
「ん?俺は何にもしてないぞ?」
「ううん。体調悪いことに気付いてくれてシャンクスに伝えてくれた」
「・・・それしかしてないぞ」
「それだけで十分すぎます。むしろそれが大事なんだと思います」
「仲間の異変に気付くのも俺の仕事だろ?」
「あははは!それは副船長としての仕事なんですか?面白いこと言いますね!とにかくありがとうございました!」
そう言い去って行く。
1人取り残された副船長。
「面白いこと・・・か。アイカにとって俺はその程度・・・か。俺は・・・」
そこまで独り言を言いかけた時、次の言葉を飲み込んだ。
口に出したら思いを本人に告げそうになった。
気を取り直し副船長も仕事に向かった。
ー俺は好きな女の異変ならすぐ気づくことが出来るー と。
Fin・・・。
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