「おめでとうございます」

「アイカさん、これ俺からです」

「おめでとうございます。こっちは俺からです」

「良いの選んだんですよ」

「時間なくてこれぐらいしか用意できなかったけどおめでとう」

次々にプレゼントをもらうアイカ。

そう、本日はアイカの誕生日。

船全体で飾り付けや食事など用意され盛大に行われている。

仲間から、もらったプレゼントを次々に開けて嬉しいアイカ。

これ欲しかったの。

これ高かったでしょ？ありがとう。

みんなありがとう。

アイカは上機嫌だ。

プレゼントはすべてアイカ好みの物だった。

事前にさりげなく聞いたり一緒に陸に降りた時に買い物に付き合って欲しいものをリサーチしたりした。

今日は本当に最高の１日だ。

ただ１つだけ問題があった。

愛しい人からのプレゼントをまだもらってない。

忘れているはずはない。

こんなにも船全体で盛大にやっているのに。

プレゼントが用意されていないとか？

アイカは頭をフル回転させ考えた。

日も暮れて夜になってしまった。

夜になってもシャンクスは飲んで食べてるだけ。

アイカのそばにいてくれるがプレゼントを渡す気配は全くない。

やっぱり用意してないんだ。
　
ずっと一緒にいるからいらないと思ってるとか。

なんだか寂しいなぁ。

「私、ちょっと風にあたってくるね」

わざと笑顔を作り幹部がいた所を離れる。