ある街に停泊している赤髪海賊団。

停泊しているのには理由がある。

シャンクスの大切なアイカが病気にかかった。

全員、突然の停泊で最初は戸惑っていたが好きなことに打ち込む船員。

「大丈夫か？」

「・・・はぁ・・・｣

病院には行かず、この街にある薬草で治るためホテルの１部屋を借りた。

辛そうに寝ているアイカ。

「待ってろ。今、薬取ってくるから」

「・・・無理・・・しないでね・・・」

「無理じゃないさ。しっかり病気治してまた一緒に世界周ろうぜ」

安心させる笑顔で言うシャンクス。

無理に作り笑顔をするアイカ。

「・・行って・・らっしゃい・・」

「すぐ戻る」

部屋を出て行くシャンクス。

シャンクスは１人で森に入った。

数人ついて行こうとしたが「すぐ戻る」「アイカのことを頼む」そう言った。

アイカが病気になったことは幹部達以外の仲間に伝えなかった。

久しぶりの街でお酒も女もいる街にアイカが病気だと言ったらみんな気を使って行かないだろうと考えた。
シャンクスは買いたいものがあると言い停泊している。
そしてアイカだけ最後に船から降ろし１部屋で寝ている。

副船長と幹部達が交代でアイカの病気が悪化しないように部屋の中と外で見張っている。

見張りがないものは自分の番が来るまで好きなことをしている。

シャンクスはあっさり薬の元になるものを見つけた。

「お頭ぁぁぁぁー！」

一人の幹部が慌ててシャンクスを追ってきた。

「どうした？もう薬なら見つけたぞ？」

「大変だ！泊まっている建物が火事でまだアイカが中に！！」

「何だと！？」

血相を変えシャンクスは急いで向かう。