「はい、お待たせ」

「お、美味そうだな。いただきます」

「いただきます」

一口食べた。

「・・ん！！美味いな！アイカは料理も得意なんだな！」

「そんなたいしたもの作ってないですよ？」

アイカが照れながら言った。

お互い食事が終わった。

「ごちそうさま、美味しかったよ」

「ありがとうございます。この村じゃあまりお客さんとして人は家に呼ばないんです。
だからこうして食べてくれるのが新鮮で嬉しくて。
シャンクスさんは何のお仕事をされているんですか？他の町から来られたんですか？漁師さんとか？」

シャンクスはアイカから目線を外しながら言った。

「海賊だ」

アイカは驚いた。

「・・・海・・・賊・・？」

「ああ・・・怖いだろ？嫌いになって良いぞ。俺を今すぐここから追い出して良いから・・・」

アイカはどうしたら良いのかわからない。

海賊だけど相手は悪い海賊じゃないように見える。

「・・・シャンクスさんは・・・良い海賊さんでしょ・・？」

「良い海賊に見えるか？」

「はい・・・話した時にわかりました」

「そっか・・・俺、アイカの・・・笑顔が好きだ！アイカに惚れた」

「・・・えっ！？」

ビックリした。

いきなり愛の告白！？と思った。

「明日から航海なんだ。一ヶ月ぐらいで帰ってくる。
だからそれまでに俺について来るか決めてほしい。
でもこれだけは覚えておいてくれ・・・俺はアイカを愛してる」

「・・・はい・・・」

いきなりプロポーズを受けアイカは、とまどうが真剣にシャンクスのプロポーズに答えようとしていた。