「おい！ベック！俺のアイカに近づくな！」

そんなお頭を全員無視してアイカは言う。

「シャンクス・・・ごめんね・・もう・・・子供・・・の・・」

「ん？何だ？」

アイカは泣いてるためよく言葉が聞き取れない。

「アイカ・・・俺の耳元でしゃべれ」

副船長がアイカの口元に自分の耳を持って来た。

「・・・・・・・・・・・」

「え？本当か？」

アイカは頷く。

「何だよ？ベック！」

少し沈黙が流れる。

「言えよ！！」

「アイカの腹の中に、もう子供がいるんだとよ」

『え！？』

その場にいた全員が驚いた。

そしてアイカのお腹を見る。

「アイカ・・・本当か？俺の子がお腹に・・・？」

頷き、すべてを打ち明けシャンクスの顔を見る。

「アイカ」

優しい声で話始めた。

「産んでくれよ。俺の子。大事に２人で育てて行こう？」

「シャンクス・・・うん！」



「それにしてもあの岩場を歩いて来たもんだよな。もし転んで・・・お腹打ってたらどうするんだよ？」

シャンクスがアイカと手を繋ぎ顔を見る。

「部屋の中で妊娠してるって知って・・・１人でいる事が不安になってどうしてもシャンクスに会いたかったの」

「そうか。アイカ」

呼ばれシャンクスを見る。


チュ・・・。


アイカには一瞬何をされたかわからなくなった。

「・・・！」

「これがアイカとお腹の子を守る証拠だ」

まだ顔が赤いアイカ。

「もうシャンクスのバカ・・・！」

後ろと前には幹部がいるが２人にはそんな事もはや関係なかった。



Fin・・・。