抱き合ったままシャンクスが言う。

「どうしてここまで来た？」

「シャンクスに逢いたかったから」

「そうか。俺も」

抱き合ってる腕をさらに強めアイカとさらに密着する。

「シャ・・シャンクス苦しい・・・！」

「おっと・・・ごめんな」

抱き合ってたが離れた。

「船戻ろうか・・・？」

「うん」

船まで帰ってる途中こんな話をした。

「ねえシャンクス？」

「ん？」

「私・・・シャンクスの赤ちゃん欲しい」

「え？」

「今までずっと思ってた。でも中々言い出せなくて・・・。でもやっぱり欲しいの！！あなたの子供が！」

アイカが涙目になり本気だって事がわかる。

シャンクスは笑って答える。

「アイカの望みなら何でも叶えてやるよ！例えそれがどんな事でもな！」

急にその場に泣き崩れるアイカ。

「え・・・おいっ！どうしたんだよ！？」

シャンクスはどうして泣いてるのかわからなかった。

「お頭～アイカを泣かすんじゃねェよ」

「え？」

周りを見ると幹部がいた。

「お前等・・・ち・・・違うぞ！アイカが勝手に泣いただけだ！！」

「いや、俺にはお頭が泣かせたように見えたぜ！」

「俺も！！」

幹部が口をそろえて言う。

「で、なんで泣いてるんだ？」

副船長が優しくアイカに近づき言う。