あなたの宝物にして下さい②~あなたを忘れて~

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ヒロインちゃん

コンコン。


中から応答はなし。


コンコン。


「誰だ?」

すごく機嫌が悪そうな声。

「・・・アイカです」

そう言うとドアが開いた。

「お話があるんです」

「・・・入れ」

素直に入った。

「座れ」

ソファを目で合図した。

素直に座った。

「・・・・・私、ベックマンさんと・・・付き合っているって本当ですか?」

「・・・・・ああ」

「!」

本当なんだ。

じゃ、なんで私、忘れて・・・?

「・・・アイカは、忘れたくて忘れたわけでも、無くしたくて無くしたわけでもない・・・と言うのはわかっている」

「・・・・・」

「ただ、後ろに残された俺の気持ちはどうなる?記憶を忘れたアイカも辛いだろうが・・・忘れられた俺にも気持ちはある。無かった事にされたら辛いんだ・・・!」

「!」

ベックマンはソファに座っているアイカに近づいた。

「思い出せ」

「え・・・!?」

「俺の事を愛してる自分を思い出せ!」

いきなり肩をつかみDeepKissされた。

「んっ・・・!」

声にならない声を上げる。

な・・・何!?

ちょ、ちょっとやだ・・・!

止めて・・・!

・・・あ・・・あれ・・・?

でも・・・。

何かわからないけど・・・・・私の唇は嫌がってない。

むしろもっとしてほしいと言っている。

1度唇を離し、顔を見るとトロンとした目のアイカ

「・・・エロい顔しやがって・・・!」

そう言うとひょいとアイカを持ち上げベットに優しく降ろした。
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