しっかり約束の時間２時間いっぱい使って船に戻った。

甲板で待っていたベックマンに速攻で捕まった。

「何してたんだ？」

え？少し不機嫌そう？

時間守ったよね？

「えっと・・・・・色んなお店を見たり街を散歩したりしたよ？」

「なんですぐ答えられねェ？今までしていた自分の行動を思い出さないといけねェぐらい色々やったのか？」

「え？」

「今聞いた行動に俺がいてはいけねェ理由が見当たらないんだが？」

あ・・・そっか。

久しぶりに街でデートが出来ると思って断ったから怒ってるのか。

それとも何か浮気を疑われている？

こんな嫉妬してるベック・・・久しぶりに見た。

「ごめんなさい。浮気は絶対にしてないし、ベックが心配する事もしてない。本当に今日は１人でお買い物がしたかっただけなの。信じて？」

真っすぐな目をして言った。

嘘は言ってないよ？嘘は。

「・・・わかった」

それだけ言うとベックマンはどこかに行ってしまった。

こんな微妙な感じでベックの誕生日を祝っても良いのかな？