私の大好きな黒と赤
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ベックマンにネックレスをつけてもらって、その足で医務室に行った。
「うん、もう松葉杖は必要ない。普通に歩けるまで数日だ」
「本当ですか?ありがとうございます!」
ホンゴウの診察を受けていた。
走ったり普通に歩く事は出来ないが、ゆっくりなら問題ないと言われた。
「ただ無理はするな。必要ならまた松葉杖も薬も取りに来い」
「はい」
松葉杖を返却し医務室を出て行こうとした。
「アイカそのネックレス・・・」
ホンゴウは診察中から、気になっていた質問をぶつけてみた。
普段のアイカを見ていてアクセサリーをしているなんて考えられなかった。
「あ、これですか?ベックマンさんにもらったんです!」
少し照れながら言った。
「・・・へェ・・・!」
あのベックが女にプレゼント!?
めずらしい!
そんな言葉は飲み込み相槌で、ごまかした。
「ありがとうございました」
そう頭を少し下げ医務室を出たアイカ。
松葉杖が必要なくなったので嬉しくなりベックマンにすぐ報告したかった。
嬉しい事、悲しい事がある度に思うベックマンの事。
あなたにすべて話したいと思うこの気持ち。
ルンルン気分で向かっている最中赤い色が見えた。
「シャンクスさん!」
そう叫んだ。
「おう、アイカか!」
相手からも歩み寄ってくれた。
「私、松葉杖外れたんです!」
「そうか、良かったな!」
アイカが松葉杖を持っていなかったので、そうだろうと気付いた。
「ただ、まだ走ったりは出来ませんが、ゆっくり歩く分には問題ないと言われました」
「そうか。・・・ん?それは・・・?」
そう言いアイカの首から下がっているネックレスに気付いた。
「あ・・・これですか?ベックマンさんにもらったんです!」
「!」
すごく嬉しそうな顔のアイカ。
「・・・へェ~・・・」
ホンゴウと同じ反応。
「私、ベックマンさんに報告ありますのでこれで失礼します!」
「あァ」
そしてまたルンルンしながら副船長室へ向かう。
1人取り残されたシャンクス。
「ベックが女にプレゼント・・・?ありえねェだろ?」
そんな言葉は誰も耳にも届かなかった。
コンコン。
「私です!ベックマンさんいますか?」
ドア越しにノックし声をかけた。
途端に開く扉。
「どうした?」
10分ぐらい前まで話していたのに、また来たのかと思わせるような嫌な顔1つしなかった。
「私、松葉杖取れたんです!走りは出来ないけど、ゆっくり歩く分には問題ないです!」
「そうか、良かったな」
「それで・・・本格的にベックマンさんに借金返そうと思っていて、でも船の上でどうしたらお金を稼げるだろうと思って・・・その相談も兼ねて・・・」
段々声が小さくなった。
最後の方はやっと聞き取れるぐらい。
相談する相手が間違っていると自分でもわかっている。
ただこの船の中で信頼出来るのは今はベックマンだけだった。
「・・・とりあえず入れ」
部屋の中に招き入れた。
先程と同じ所に座った。
ベックマンは煙草に火をつけた。
吸うと白い煙が出て行く。
数秒、沈黙が続いた。
「・・・返さなくて良いぞ」
「え?でも・・・!」
「あれは・・・アイカを船に乗せるための口実だ」
「・・・えっ!?」
一瞬何を言われたのか分からなかった。
「口実・・・?」
「元々返してもらうつもりはねェ。ただ・・・アイカをこの船に乗せたい上手い理由が思い浮かばなく借金の返済を理由にしただけだ」
えっ・・・?
じゃ・・・この船に乗せたい本当の理由って・・・?
「ほ、本当に良いんですか?大金ですよ?」
「俺の金だ。気にするな」
「・・・・・・」
本当に甘えて良いのだろうか?
アイカが真剣に悩んでいる顔を見て、いじわるな事を思いついた。
「・・・だったら・・・体で返してくれるか?」
「!」
ニヤリと笑った。
えっ・・・!?
頭は一瞬でパニックになった。
「・・・ふ。冗談だ。安心しろ」
「あ・・・そう、そうですよね・・・!良かったぁ!」
心底安堵した顔。
その顔を見てまた笑うベックマン。
アイカは部屋を出て行った。
「うん、もう松葉杖は必要ない。普通に歩けるまで数日だ」
「本当ですか?ありがとうございます!」
ホンゴウの診察を受けていた。
走ったり普通に歩く事は出来ないが、ゆっくりなら問題ないと言われた。
「ただ無理はするな。必要ならまた松葉杖も薬も取りに来い」
「はい」
松葉杖を返却し医務室を出て行こうとした。
「アイカそのネックレス・・・」
ホンゴウは診察中から、気になっていた質問をぶつけてみた。
普段のアイカを見ていてアクセサリーをしているなんて考えられなかった。
「あ、これですか?ベックマンさんにもらったんです!」
少し照れながら言った。
「・・・へェ・・・!」
あのベックが女にプレゼント!?
めずらしい!
そんな言葉は飲み込み相槌で、ごまかした。
「ありがとうございました」
そう頭を少し下げ医務室を出たアイカ。
松葉杖が必要なくなったので嬉しくなりベックマンにすぐ報告したかった。
嬉しい事、悲しい事がある度に思うベックマンの事。
あなたにすべて話したいと思うこの気持ち。
ルンルン気分で向かっている最中赤い色が見えた。
「シャンクスさん!」
そう叫んだ。
「おう、アイカか!」
相手からも歩み寄ってくれた。
「私、松葉杖外れたんです!」
「そうか、良かったな!」
アイカが松葉杖を持っていなかったので、そうだろうと気付いた。
「ただ、まだ走ったりは出来ませんが、ゆっくり歩く分には問題ないと言われました」
「そうか。・・・ん?それは・・・?」
そう言いアイカの首から下がっているネックレスに気付いた。
「あ・・・これですか?ベックマンさんにもらったんです!」
「!」
すごく嬉しそうな顔のアイカ。
「・・・へェ~・・・」
ホンゴウと同じ反応。
「私、ベックマンさんに報告ありますのでこれで失礼します!」
「あァ」
そしてまたルンルンしながら副船長室へ向かう。
1人取り残されたシャンクス。
「ベックが女にプレゼント・・・?ありえねェだろ?」
そんな言葉は誰も耳にも届かなかった。
コンコン。
「私です!ベックマンさんいますか?」
ドア越しにノックし声をかけた。
途端に開く扉。
「どうした?」
10分ぐらい前まで話していたのに、また来たのかと思わせるような嫌な顔1つしなかった。
「私、松葉杖取れたんです!走りは出来ないけど、ゆっくり歩く分には問題ないです!」
「そうか、良かったな」
「それで・・・本格的にベックマンさんに借金返そうと思っていて、でも船の上でどうしたらお金を稼げるだろうと思って・・・その相談も兼ねて・・・」
段々声が小さくなった。
最後の方はやっと聞き取れるぐらい。
相談する相手が間違っていると自分でもわかっている。
ただこの船の中で信頼出来るのは今はベックマンだけだった。
「・・・とりあえず入れ」
部屋の中に招き入れた。
先程と同じ所に座った。
ベックマンは煙草に火をつけた。
吸うと白い煙が出て行く。
数秒、沈黙が続いた。
「・・・返さなくて良いぞ」
「え?でも・・・!」
「あれは・・・アイカを船に乗せるための口実だ」
「・・・えっ!?」
一瞬何を言われたのか分からなかった。
「口実・・・?」
「元々返してもらうつもりはねェ。ただ・・・アイカをこの船に乗せたい上手い理由が思い浮かばなく借金の返済を理由にしただけだ」
えっ・・・?
じゃ・・・この船に乗せたい本当の理由って・・・?
「ほ、本当に良いんですか?大金ですよ?」
「俺の金だ。気にするな」
「・・・・・・」
本当に甘えて良いのだろうか?
アイカが真剣に悩んでいる顔を見て、いじわるな事を思いついた。
「・・・だったら・・・体で返してくれるか?」
「!」
ニヤリと笑った。
えっ・・・!?
頭は一瞬でパニックになった。
「・・・ふ。冗談だ。安心しろ」
「あ・・・そう、そうですよね・・・!良かったぁ!」
心底安堵した顔。
その顔を見てまた笑うベックマン。
アイカは部屋を出て行った。
