私の大好きな黒と赤
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倒れる!
そう思った。
ガシ!
何かがアイカの体を支えていた。
間一髪で倒れずに済んだ。
「大丈夫か?」
声で判別出来た。
顔を上げると彼がいた。
「・・・ベックマンさん」
アイカのお腹を片手で支えていた。
「リハビリするならホンゴウを呼べ」
「・・・医務室行ったんですがホンゴウさんいなくて・・・」
「・・・そうか。そう言えば買い出しに行くと言ってたな」
「ありがとうございます。でもどうしてベックマンさんがここに?」
「・・・ああ、この資料を船長室に持って行こうと思ってな」
そう言われ見るとアイカを支えていた手と別の方の手で資料を持っていた。
「続けるのか?」
「え?」
「リハビリ」
「・・・・・」
どうしよう。
ここで続けると言えば・・・きっとベックマンさんは優しいから付き合ってくれる。
ベックマンさん、忙しいとか言ってたし、迷惑だよね。
自分の仕事を中断して付き合ってほしい。
そんなわがままは言えない。
「するなら付き合うぜ?だがこの資料は急ぎだから船長室に置いてくる時間は欲しい」
「いいえ、夕方まで大人しく待ってます」
「・・・・・」
ベックマンは何も言わず何かを考えていた。
その鋭い目が少し怖かった。
「・・・・・もっと俺を頼れよ」
「え・・・?」
「ここで待ってろ。これ届けたらリハビリ付き合う」
そう言うとスタスタ歩き行ってしまった。
・・・何でだろう?
別の仕事あるんじゃないの?
その仕事を差し置いてなんで私に付き合ってくれるの?
どうして私を優先してくれるの?
どうしてそんなに私にかまってくれるの?
その後、すぐ来てくれてリハビリを手伝ってくれた。
「ゆっくりで良い」
ベックマンの片手でアイカの片手を支えてくれて手を借りながらリハビリを続ける。
「なァ?」
「・・・はい?」
「良くなってるよな」
「へ?」
「足。初めの頃よりも歩けている」
「!」
「もう少しだな」
そう小さく笑った。
「!」
ドキッ・・・!
・・・何だろう?
今ハートが高鳴った。
なんか変な感じがした。
この気持ちは・・・?
リハビリが終わった頃、夕方になっていた。
酒場行くか。
そうベックマンが言ったので行く事にした。
また車椅子に乗りベックマンに押してもらった。
「お昼から飲んでいる方達はまだ飲んでいるんでしょうか?」
「だろうな。みんな酒好きだからな」
「ベックマンさんも飲むんですか?」
「ああ。・・・そう言えばアイカは飲めるのか?」
「・・・飲めると思いますが、あまり飲んだ記憶がありません」
と言うよりお酒を買える余裕なんかなかった。
親が生きていた頃、未成年だが飲んだ事はあり美味しいと思っていた。
「飲めるんだろ?一緒に飲もうぜ?」
「・・・はい!」
この時アイカが初めてベックマンに見せた笑顔だった。
そして酒場についた。
入ると仲間がほとんどいた。
2人はカウンターに座った。
「いらっしゃい。何にする?」
酒場の店主が話しかけて来た。
「ラム酒で良いか?」
「はい」
あまりお酒は詳しくないのでベックマンさんに任せる事にした。
そう注文し、周りを見た。
シャンクスさんも幹部の方達も酔っぱらって出来上がっている。
大声で話、大事で笑い楽しそうだ。
「へい、お待ち」
そう前から声がかかり店主がラム酒を差し出したので受け取った。
「アイカ、乾杯」
「乾杯」
グラスを合わせたキレイな音が出る。
ゴクゴク・・・。
「・・・はぁ、美味しい!」
「そうか。良かったな」
「はい!」
そう思った。
ガシ!
何かがアイカの体を支えていた。
間一髪で倒れずに済んだ。
「大丈夫か?」
声で判別出来た。
顔を上げると彼がいた。
「・・・ベックマンさん」
アイカのお腹を片手で支えていた。
「リハビリするならホンゴウを呼べ」
「・・・医務室行ったんですがホンゴウさんいなくて・・・」
「・・・そうか。そう言えば買い出しに行くと言ってたな」
「ありがとうございます。でもどうしてベックマンさんがここに?」
「・・・ああ、この資料を船長室に持って行こうと思ってな」
そう言われ見るとアイカを支えていた手と別の方の手で資料を持っていた。
「続けるのか?」
「え?」
「リハビリ」
「・・・・・」
どうしよう。
ここで続けると言えば・・・きっとベックマンさんは優しいから付き合ってくれる。
ベックマンさん、忙しいとか言ってたし、迷惑だよね。
自分の仕事を中断して付き合ってほしい。
そんなわがままは言えない。
「するなら付き合うぜ?だがこの資料は急ぎだから船長室に置いてくる時間は欲しい」
「いいえ、夕方まで大人しく待ってます」
「・・・・・」
ベックマンは何も言わず何かを考えていた。
その鋭い目が少し怖かった。
「・・・・・もっと俺を頼れよ」
「え・・・?」
「ここで待ってろ。これ届けたらリハビリ付き合う」
そう言うとスタスタ歩き行ってしまった。
・・・何でだろう?
別の仕事あるんじゃないの?
その仕事を差し置いてなんで私に付き合ってくれるの?
どうして私を優先してくれるの?
どうしてそんなに私にかまってくれるの?
その後、すぐ来てくれてリハビリを手伝ってくれた。
「ゆっくりで良い」
ベックマンの片手でアイカの片手を支えてくれて手を借りながらリハビリを続ける。
「なァ?」
「・・・はい?」
「良くなってるよな」
「へ?」
「足。初めの頃よりも歩けている」
「!」
「もう少しだな」
そう小さく笑った。
「!」
ドキッ・・・!
・・・何だろう?
今ハートが高鳴った。
なんか変な感じがした。
この気持ちは・・・?
リハビリが終わった頃、夕方になっていた。
酒場行くか。
そうベックマンが言ったので行く事にした。
また車椅子に乗りベックマンに押してもらった。
「お昼から飲んでいる方達はまだ飲んでいるんでしょうか?」
「だろうな。みんな酒好きだからな」
「ベックマンさんも飲むんですか?」
「ああ。・・・そう言えばアイカは飲めるのか?」
「・・・飲めると思いますが、あまり飲んだ記憶がありません」
と言うよりお酒を買える余裕なんかなかった。
親が生きていた頃、未成年だが飲んだ事はあり美味しいと思っていた。
「飲めるんだろ?一緒に飲もうぜ?」
「・・・はい!」
この時アイカが初めてベックマンに見せた笑顔だった。
そして酒場についた。
入ると仲間がほとんどいた。
2人はカウンターに座った。
「いらっしゃい。何にする?」
酒場の店主が話しかけて来た。
「ラム酒で良いか?」
「はい」
あまりお酒は詳しくないのでベックマンさんに任せる事にした。
そう注文し、周りを見た。
シャンクスさんも幹部の方達も酔っぱらって出来上がっている。
大声で話、大事で笑い楽しそうだ。
「へい、お待ち」
そう前から声がかかり店主がラム酒を差し出したので受け取った。
「アイカ、乾杯」
「乾杯」
グラスを合わせたキレイな音が出る。
ゴクゴク・・・。
「・・・はぁ、美味しい!」
「そうか。良かったな」
「はい!」